シャープは、電子表示を保持するための消費電力が0ワットという画期的なカラー電子ペーパーディスプレイ「ePoster」の新モデルとして、A2サイズの新製品＜EP-CA22＞を発売する。

同製品は表示を書き換える時にだけ電力を必要とし、一度表示してしまえば電源を抜いてもそのまま表示を保持できるため、“消費電力0W”を実現しながら、紙のような高い視認性と電子ディスプレイの利便性を兼ね備えることが特徴。

今回新たに、紙のポスターの国際規格であるA2サイズ（420 × 594mm）を新たにラインアップ。そのため、これまで紙ポスター用に作成してきた広告や案内のデザインデータをそのまま活用でき、手軽にデジタル化へ移行できる点が魅力だ。

本体は薄型・軽量で、背面はフラット設計。これまで電源確保や耐荷重の問題でデジタルサイネージの設置が難しかった場所にも、フックで壁に掛けるなど手軽に取り付けられる。

画質面においても、電子ペーパーの世界最大手であるE Ink Holdings Inc.の最新技術と、シャープが複合機の開発で培ってきた独自の色再現・画像解析技術を融合。これにより、鮮やかな発色となめらかな色の階調、そして文字の輪郭までくっきりと鮮明に表示することを実現した。

新モデルは、商業施設での広告や飲食店のメニュー表示など、様々なシーンでの活躍が期待される。デザイン性も高く評価され「2025年 iFデザイン賞」を受賞したこの製品を、シャープは紙のポスターに代わる新しい情報発信ツールとして、広く提案していく方針だ。

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Top Image : © シャープ 株式会社