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2024.07.24
知財ニュース
JR大阪駅・阪急梅田駅にAI翻訳ディスプレイ導入、インバウンド対応強化
JR西日本と阪急電鉄は、株式会社アイシンが開発したリアルタイム音声認識システム「YYSystem(ワイワイシステム)」を活用した利用者案内の実証実験を7月12日よりJR大阪駅と阪急大阪梅田駅で実施する。
実施場所は、JR大阪駅の鉄道案内所と忘れ物センター、阪急大阪梅田駅の2階西・3階西・3階東ごあんないカウンター。期間は7月12日〜9月13日まで。
同システムは23ヶ国の言語に対応しており、AIを活用して会話をリアルタイムで翻訳し、透明ディスプレイに表示することができるというもの。同機能により、インバウンドや聴覚障がいのある人々向けの案内が、より円滑になることが期待されている。
JR西日本では、「実証実験により得られたデータを分析し、駅でのご案内でよく使用する言葉や表現への対応が可能かなどについての検証を行い、2025年の大阪・関西万博の開催に向けて本導入を目指していく」とコメントし、今後に期待を示している。
導入システム
・ソフトウェア:YYレセプション(YYSystemのアプリケーションシリーズ)
※日本語・英語・中国語・韓国語など23か国の言語に対応
・ハードウェア:透明ディスプレイ、指向性マイク等
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2023 年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」に選出。その中から特に秀でた20 件の一つとして「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」を受賞。
Top Image : © 西日本旅客鉄道 株式会社