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2024.10.01

知財ニュース

OpenAI、新AIモデル「o1」を発表―複雑タスクの推論能力向上

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OpenAIが、GPTシリーズに続く新たなLLMファミリー「o1」を9月12日、発表した。特に科学、医療、技術分野での複雑なタスクに対して高い推論能力を持つとされている。

このモデルには「o1-preview」と「o1-mini」が含まれ、それぞれ異なる用途や性能に合わせて最適化されている。「o1」は、従来のGPTシリーズと比較して、複雑なタスクの推論と問題解決に重点を置いて設計されており、「o1-preview」は、PhDレベルの性能を発揮し、物理や化学、生物学などの分野において優れた結果を示し、専門家にとって強力なツールとなる。

また、「o1-preview」はコーディング能力においても優れた結果を示しており、Codeforcesの競技で上位89%に入るなど、その実力は折り紙付きだ。

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例えば、科学分野では量子光学や細胞シーケンシングデータ解析など、高度な専門知識を必要とする研究を支援する強力なツールとなる。

また、医療分野では医療画像診断や創薬など、高度な判断力や正確性が求められる医療行為を支援する可能性もあるという。さらに、技術分野においても、ソフトウェア開発やデータ分析など、複雑な問題解決能力が求められる技術開発を支援する可能性も期待されている。

一方で、OpenAIは、このモデルが特定のタスクにはGPTシリーズの方が適している場合もあると指摘しており、o1シリーズの活用には今後の調整が必要だとしている。

より高度なAI開発は、倫理的な問題やバイアス、誤用といったリスクをはらんでおり、OpenAIは、倫理的な問題や安全性に対する取り組みも強化しており、AIの適切な使用に関する議論も続けられている。

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Top Image : © OpenAI

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