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2024.04.22

知財ニュース

ダイソン、掃除した場所をリアルタイムで可視化するARツール「Dyson CleanTrace」を発表

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ダイソンは、AR(拡張現実)技術を使って掃除した場所をリアルタイムで可視化し、効率的な掃除を可能にするARツール「Dyson CleanTrace™(ダイソン クリーントレース)」を発表した。2024年6月以降、各国で順次発売予定としている。

「Dyson CleanTrace™」は、MyDyson™ アプリを通じて、ARテクノロジーを使用し、リアルタイムで掃除経路を視覚化できる。Dyson Gen5detect™コードレスクリーナーに装着する電話クランプ型のハードウェアにより、携帯電話のカメラが最適な位置から確認し、掃除をした場所としていない場所が色分けされるのだという。

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同社の掃除行動に関する調査によると、ユーザーは習慣的に掃除に費やす時間を多く見積もり、どれだけ徹底的に家を掃除できているかを過小評価していることがわかったのだという。

また、掃除機をかける際、椅子の足や家具の下をくぐり、部屋を移動し、ペットを横目に見ながら掃除をするなどと、自分では気づかないうちに、うっかり場所を見逃したり、同じ場所に何度も掃除機をかけたりして、掃除の効果が落ちたり、時間の無駄になることもあるとのこと。

この問題を解決するために、「Dyson CleanTrace™」は、ダイソンのロボット掃除機「Dyson 360 Vis Nav」の掃除方法からヒントを得て開発された。スマートフォンのLiDAR(ライダー)技術により、「Dyson CleanTrace™」は部屋のマップを作成し、ARを使って掃除の経路を重ね合わせる。

掃除が終わったら、スマホで部屋をスキャンして、掃除していない場所を確認することができ、より計画的な掃除をサポートする。さらに、「Dyson Gen5detect」に搭載されている既存のテクノロジーであるセンサーで、ごみの粒子の量と大きさをカウントし、掃除の結果を数値で証明してくれる。

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Top Image : © ダイソン

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