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2022.02.11

知財ニュース

カシオ、歌声を演奏できる新感覚の電子キーボード「Casiotone CT-S1000V」を発売

「CT-S1000V」 1

カシオ計算機は、電子キーボード 「Casiotone(カシオトーン)」の新製品として、特別な演奏スキルや細かい調整を必要とせず、鍵盤で歌声を演奏できる新感覚の電子キーボード「CT-S1000V」を3月上旬より発売する。

「CT-S1000V」は、楽器で歌声を作り出すカシオ社独自の音源技術“Vocal Synthesis(ボーカルシンセシス)”により、歌詞の情報とボーカル音色を組み合わせて作った人間やロボットボイス、動物といった歌声を演奏できる電子キーボード。

従来の音源技術では、歌詞やメロディにより複雑な音色変化を生じる人間の歌声の再現は難しいとされていたが、カシオ社では、膨大な歌声のデータを元に人間の歌い方をシミュレーションし、歌詞のフレーズを生成、声色のデータと掛け合わせることで、特殊な演奏スキルや細かい調整をせずに鍵盤演奏で滑らかな人間の歌声を生み出すことを実現した。

100種類の歌詞のフレーズの内蔵や、専用アプリ「Lyric Creator(リリック クリエイター)」上でのオリジナルの歌詞の作成や詳細な発音の編集ができ、また、あらかじめ設定した歌詞フレーズを、鍵盤演奏の音程やハーモニーに合わせて自動的に歌わせる機能も搭載。ふと浮かんだ歌詞とメロディを口ずさむような感覚で、直感的に楽曲制作や歌声演奏を楽しむことができる。

その他、カシオの開発した、高品位な音色と豊かな表現力を兼ね備えた「AiX音源」による多彩な音色の内蔵や、同社が開発してきた電子楽器から厳選した音色など、900種類の音色を内蔵。サウンドは独自の水平型バスレフ機構により、臨場感溢れる迫力のサウンドを実現した。

従来の鍵盤演奏の考え方にとらわれずに、自由に楽器に触れながら、直感的にインスピレーションを膨らませた歌声演奏や音楽表現ができると注目される。

Casiotone CT-S1000V 1

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Top Image : © カシオ計算機 株式会社

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