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2023.10.25
知財ニュース
スマートリング「Oura ring」に3種のストレス管理機能が追加─ストレス回復をリアルタイム計測
スマートリングの「Oura Ring」を手掛けるフィンランドのOuraは米国時間2023年10月10日、3種のストレス管理機能の提供を発表した。
「Oura Ring」は、ユーザーの日々の健康をモニタリングできる指輪型のウェアラブルデバイス。心拍数の常時トラッキング機能や歩数の計測、睡眠計測、体温モニター、生理時期の予測といった機能が搭載されており、小型のためスマートウォッチほどの装着感を感じることなく使用できる。
「Oura Ring」は、これまで、夜間の心拍数変動(HRV)を通じてストレスを測定していたが、現在は日中のストレス計測を強化。日中の心拍数変動、心拍数、温度傾向、加速度計のデータから、ほぼリアルタイムでストレスとストレス回復を測定する新しい機能が備わっている。
なお、今回搭載が決まった機能は、以下の3種類。
「Daytime Stress」
心拍数や体温などの生体データから、ストレスの変化を測る機能。測定は15分ごとに行われ、どのような体験がストレスの原因になっているかを判定できる。
「Reflections」AIを活用した日記機能。音声認識とAIによる自動タグづけにより、1日の振り返りを話して記録できるほか、気分や精神状態もジェスチャーひとつで記録できる。
「Stress Resilience」(今冬から提供予定)日中のストレス負荷や、日中および睡眠中の回復の追跡により、利用者のストレス耐性を評価する機能。「Daytime Stress」により取得した情報を使用しており、健康を改善するための情報も提供される。
また、同社では、今回の発表に併せて、「Horizon」スタイルに新色「ブラッシュドチタン」を追加したことも発表。同社のシニアプロジェクトマネージャー・Tuomas Romppainen氏は、「ストレスを避けるべきコストとしてではなく、健康のためのリソースとして見直す手助けができれば」と述べている。
Top Image : © Oura Health Oy