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2023.05.11
知財ニュース
ヤマトホールディングス、水面上を飛行する電動「シーグライダー」を開発する米国スタートアップへ出資─飛行中CO2排出ゼロ

ヤマトホールディングス株式会社は、「KURONEKO Innovation Fund」(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)を通じて、水面上を飛行する電動の「シーグライダー」を開発する米国Regent Craft Inc.(以下「REGENT」)に出資した。
「シーグライダー」は、水面上から数メートルの高さを飛行するモビリティ。地表や水面付近で翼が受ける揚力が大きくなる現象(地面効果)を活用した地面効果翼機に分類される機体で、沿岸都市間を低コストで高速かつ安全に飛行し、旅客輸送や貨物輸送ができる新たな輸送手段として開発が進められている。
REGENTの「シーグライダー」はバッテリーで駆動するため、飛行中にCO₂を排出しない環境に配慮した機体。乗客12名(乗務員2名)が搭乗でき、水面からの離着水時に機体下部から水中翼を伸ばし、振動が少ない安定した低速飛行が可能となっている。
REGENTは2022年に約5メートル(開発中の機体の4分の1スケール)の翼幅を持つ「シーグライダー」の無人飛行に成功し、現在、有人化に向けた開発を進めている。ヤマトホールディングスでは、同社の高い技術力や競合優位性を評価し出資を決めたという。
「KURONEKO Innovation Fund」では、ポートフォリオにREGENTを組み入れることで、新たな輸送手段になりうるモビリティの知見を深め、物流ネットワークの高度化に取り組んでいくとしている。
■「シーグライダー」特徴
・100%電気、ゼロエミッション
・バッテリー寿命での航続距離 160海里(約180SM、300KM)
・巡航速度 160ノット(時速180マイル、時速300キロ)
・貨物構成でのペイロードの3,500ポンド(1,600KG)
・乗客12名(乗務員2名)
・航空機やヘリコプターよりも30DB静か
Top Image : ヤマトホールディングス 株式会社