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2025.02.26

知財ニュース

アシックスと豊田合成、廃棄される自動車ハンドルの端革を再利用したスニーカーを発売―コラボシューズ第2弾

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株式会社アシックスは、日本の大手自動車部品メーカーの豊田合成株式会社とのコラボレーション第2弾で、自動車のハンドルに使用している自動車用レザーの端革を再利用したシューズ「SKYHAND OG(スカイハンドオージー)」を発表した。

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同商品の最大の特徴は、自動車のハンドル製造時に発生するレザーの端革をアッパー部分に50%以上使用している点。これは環境に配慮したアップサイクル製品であり、廃棄物削減に貢献する取り組みとなっている。サイドとかかと部、ベロ部には、豊田合成の端革で作ったスエードとスムースレザーを採用している。

デザイン面では、1990年代に販売されていたハンドボールシューズ「SKYHAND」をベースに、当時のデザインを継承しつつ、スリムなコートシルエットと現代的な履き心地を実現。また、自動車のハンドルから着想を得たステッチやミシン目などのディテールが各所に取り入れられ、スタイリッシュな仕上がりとなっている。

メーカー希望小売価格は15,400円(税込)。2月1日からアシックスフラッグシップ原宿、アシックス神戸、アシックス大阪心斎橋、アシックスオンラインストアで販売中だ。

なお、両社のコラボレーションは今回が2度目で、2023年1月に発売された第1弾の、廃棄を予定していたエアバッグ生地を再利用したシューズ「GEL-SONOMA 15-50(ゲルソノマ フィフティーンフィフティ)」は、2024年度グッドデザイン賞を受賞するなど、その取り組みが高く評価されてきた。

同社は、自動車製造の過程で発生する廃材を再利用することで、本来廃棄される予定であった材料の再利用、再活用を推進していくとしている。

プレスリリースはこちら

SKYHAND OG 公式ページ

Top Image : © 株式会社 アシックス

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