News
2022.04.11
知財ニュース
イヤホン型脳波計を用いた「ブレイン・マシン・インターフェイス」の実装へ―VIE STYLEとアラヤが共同研究を開始
イヤホン型脳波計とニューロテクノロジーAIを開発するVIE STYLE(ヴィースタイル)株式会社と、AI・ニューロテック事業を展開する株式会社アラヤは、イヤホン型脳波計によるブレイン・マシン・インターフェースの実現に向けた共同研究開発を開始したことを発表した。
イヤホン型脳波計「VIE ZONE(ヴィーゾーン)」
近年、ブレインテックやニューロテックなど、脳神経科学を活用し脳センシングやBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)を実現する技術に関心が集まっている。一方で、脳から質の良い情報を取得するには大型デバイスを要するなど、社会実装に向けた課題も依然存在している。
本共同研究では、VIE STYLEのイヤホン型脳波計「VIE ZONE」と生体データの解析技術、アラヤのAIを活用した脳データ解析アルゴリズムを活用。小型デバイスでのBMIを実現し、消費者向けだけでなく、オフィスワーカーや製造、建設現場などにおける産業界向けに実用的なユースケースも開拓し、社会実装の加速を目指すとのこと。
VIE STYLE株式会社
脳波や心拍、呼吸などの生体情報を高精度に取得できるイヤホン型脳波計「VIE ZONE」を開発。また、取得した生体情報からストレスや感性、眠気、疲労などを推定できる独自AIも開発している。
株式会社アラヤ「人類の未来を圧倒的に面白く!」をミッションに掲げ、2013年の創業以来ニューロテック事業を推進。ディープラーニングを用いた「画像認識AI」や、モデル軽量化技術を活用した「エッジAI」、ドローンや建設機械の自律制御を実現する「自律AI」など、AI技術の強みや豊富な実績を有し、物流や農業、小売など、さまざまな業界にAIソリューションを提供している。
Top Image : © VIE STYLE 株式会社