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2025.06.26

知財ニュース

雨の日だけアクセス可能な詩的体験WEBアプリ「雲ノ下レーベル」公開開始

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株式会社アラヤの社内ラボ「Visionary Lab」は、天気と物語をつなぐWEBアプリ「雲ノ下レーベル」プロジェクトにおいて、雨天時にのみアクセス可能なWEBアプリ「雲ノ下レーベル」を2025年6月、公開した。

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このアプリは、ユーザーの現在地に雨雲がかかっている時にのみアクセスでき、気象条件とシンクロするオリジナル音楽やショートストーリーを提供するというユニークなコンセプトを持っている。気象APIと位置情報を活用し、リアルタイムで変化する天気とユーザーの感情を繋げる“詩的な体験”を提供することを目的としている。

また、晴れや曇りの日にはコンテンツが非表示となり、その際も、空模様に応じた詩的なテキストを表示することで、ユーザーに、物語の一部として“閉じている時間”を提供する。

詩的なテキストは、天気や時間帯に合わせた一文をAIがリアルタイムで生成し、ユーザーに個別の体験として届ける。

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雨の日にだけアクセス可能なページでは、気象条件とシンクロするオリジナル音楽やショートストーリーを展開する。作品は研究とポップカルチャーの融合を掲げるクリエイティブレーベルAcademimic所属のアーティストが”雨”をテーマに楽曲を書き下ろす。

sub2 exp 参加アーティスト: 左から kohe、田口十る、唐紅

第一作目はボカロPのkohe制作による「あるとすれば」。大切なものは何かを立ち止まるきっかけと捉え作家独自の視点で描いた一曲だ。その世界を余すことなく体験できる縦型動画とともに楽しめる。2作品目以降は順次公開する。

今後は、店舗との連動による体験型コンテンツや、雨の日にだけ流れる店内音楽、ポップアップストーリーなど、さらに多様な形態での展開が予定されている。

また、アーティスト募集も行っており、雨にインスパイアされた小説や楽曲制作に参加することができる。これにより、天気と感情が交差する作品を共同で作り上げる機会を提供している。

今後、気象と感情の関係を新たなメディア体験として、気象データと感情・記憶を結びつける新しい体験の提供を目指すという。また、降雨地域ごとの限定作品配信や、遠く離れた地域の“同時に降る雨”を共有する共鳴体験、さらには、個人の“雨の記録”と連動したパーソナルプレイリストなど、気象データと記憶・感情を結びつける新たなメディア体験を構想中とのことだ。

kohe

ボカロP/トラックメイカーとして楽曲とその動画制作を行う。
学術研究の経験もあり、CERN(欧州原子核研究機構)の素粒子物理実験においてミューオンに関する研究で修士号を取得。
現在はデータサイエンティストとして画像認識AIを用いたソリューション開発を行う傍ら、科学に触れたときのワクワク感を表現するためにAcademimicでの音楽制作活動を行う。
https://lit.link/kohe3745

田口十る

創作家。作曲とそのMV制作を中心にTRPGシナリオの執筆等も手掛ける。『作品を通して誰かに何か良い影響を与えたい』という抽象的な理念を基に活動している。https://lit.link/TagutiTall

唐紅

美術大学に通いながら作詞・作曲・執筆活動に勤しんでいる。特に、言葉の力で自身の想いを伝えたいと考え活動中。マイナビ閃光ライオット2025 ファイナリスト。
https://lit.link/VividVermilion

プレスリリースはこちら(1)(2)

「雲ノ下レーベル」公式サイト

Top Image : © 株式会社アラヤ

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