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2025.11.13
レポート
「TOKYO NODE "XR HACKATHON"」の優秀作品が決定―新しい都市体験を生み出すXRアプリケーションを表彰

XRアプリケーション開発イベント「TOKYO NODE “XR HACKATHON” supported by Niantic Spatial」の最終審査会・授賞式が虎ノ門ヒルズステーションタワーで開催され、ファイナリスト作品の中から、優秀作品が決定した。
当アワードは、クリエイティブラボTOKYO NODEが主催し、Niantic Spatialの協力のもと実施したもの。一次選考通過クリエイターによるファイナリスト・15作品が10月17日から19日の間、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内各所で“街なか展示”を開催し、10月23日には最終審査会を経て、優秀作品が決定。審査員からの講評を交えながら優秀作品を表彰するAward Ceremonyが開催された。
この記事では、表彰式の様子と受賞作品をお伝えする。
【GOLD PRIZE】 「キミの代わりに!アバタン探検隊」/ばいそん
作品紹介:
からだをキャプチャすると現れる「アバタン探検隊」。なんと、あなたの代わりに虎ノ門エリアを「タンケン」してきてくれるようです!家に居ながら街を探検、探索。持ち帰った「センリヒン」の数々を眺め準備が整ったら、ARアバタンに会いに、あなたも街に繰り出しましょう!
【SILVER PRIZE】 「Echo Avenue」/Echo Avenue
作品紹介:
ARによって路上ライブを拡張するプロジェクト。 多様な人々が集う虎ノ門の街を舞台に、ビジネスマン、遊びに来た人、ミュージシャンたちのセッションが生まれる。 キャリーケースがカホンになり、ギターがレーザーポインターになり、キーボードがキーボードになる。 通行人はスマホ越しに、街に広がるARのライブ演出を楽しむことができる。また、ライブの後には不思議なAR楽器たちを実際に体験することができる。
【BRONZE PRIZE】 「BUFF」/Toranomon_CivicTech
作品紹介:
「BUFF」はXR×AIによって、ボトムアップの街づくりという文化を生み出します。現在のまちづくりは、テキスト中心。「BUFF」は街づくりに関するアイデアをプロンプトと手書きのイラストを基に生成AIによって手軽にビジュアル化。 それらのアイデアを共有して地図やARで見られるだけでなく、賛成/反対スタンプやコメントを介して利用者同士で議論を深められる、あらたな街づくりのためのツールです。
【TAICCA PRIZE】 「ARtoon」/TOPICT
作品紹介:
ARtoonは手描きの絵からARキャラクターを簡単かつ高速に生成し、虎ノ門の都市空間に表示できるXR/AIキャラクター創造プラットフォームです。生成されたキャラクターとは会話や写真撮影を通じて交流することができ、自ら創造した存在が動き出し都市に現れるという特別な体験をお楽しみいただけます。
【AUDIENCE PRIZE】 「まち聴心器」/四次元ポケット
作品紹介:
都市の記憶を、音で体験・継承するプロジェクト。参加者は、聴診器型のひみつ道具「まち聴心器」を使い、過去のまちの音や会話を拾い集めながら虎ノ門を散策する。まちの各所にタグを配置し、そこにまち聴心器をあてると音が聴こえる仕組みになっている。再開発等で姿を変えた都市でも、音を通じてその記憶を継承すると共に、現代の我々自身も未来に音を残し継承することで、過去・現在・未来を通じて都市への愛着を育てていく。
【特別賞】
審査員特別賞|重松象平 賞
「Echo Avenue」/Echo Avenue
作品紹介:
ARによって路上ライブを拡張するプロジェクト。 多様な人々が集う虎ノ門の街を舞台に、ビジネスマン、遊びに来た人、ミュージシャンたちのセッションが生まれる。 キャリーケースがカホンになり、ギターがレーザーポインターになり、キーボードがキーボードになる。 通行人はスマホ越しに、街に広がるARのライブ演出を楽しむことができる。また、ライブの後には不思議なAR楽器たちを実際に体験することができる。
審査員特別賞|きださおり賞
「まち聴心器」/四次元ポケット
作品紹介:
都市の記憶を、音で体験・継承するプロジェクト。参加者は、聴診器型のひみつ道具「まち聴心器」を使い、過去のまちの音や会話を拾い集めながら虎ノ門を散策する。まちの各所にタグを配置し、そこにまち聴心器をあてると音が聴こえる仕組みになっている。再開発等で姿を変えた都市でも、音を通じてその記憶を継承すると共に、現代の我々自身も未来に音を残し継承することで、過去・現在・未来を通じて都市への愛着を育てていく。
協賛社特別賞| Niantic Spatial 賞
「BUFF」/Toranomon_CivicTech
作品紹介:
「BUFF」はXR×AIによって、ボトムアップの街づくりという文化を生み出します。現在のまちづくりは、テキスト中心。「BUFF」は街づくりに関するアイデアをプロンプトと手書きのイラストを基に生成AIによって手軽にビジュアル化。 それらのアイデアを共有して地図やARで見られるだけでなく、賛成/反対スタンプやコメントを介して利用者同士で議論を深められる、あらたな街づくりのためのツールです。
協賛社特別賞| DNP 賞
「Augmented Flâneur」/フラヌール
作品紹介:
AIグラス時代のお散歩アプリ「Augmented Flâneur」。GPS連動の音楽が目的のない歩みを促し、カメラから得た風景をもとに植物学者や建築家などのAIが短い気づきを返す。写真とAIコメントの共有が、気づき→行動→共有の循環を生み、〈自生する都市文化〉を育てる。都市に何かを足すのでなく、都市の見え方を変える。見え方が変われば、ふるまいが変わり、文化が生まれる。
記念トロフィーについて
TOKYO NODE "XR HACKATHON”の表彰式にて贈呈されたトロフィーは、博展 サーキュラーデザインルームにて作成された。虎ノ門ヒルズで開催されたイベントで発生した廃棄予定の資源を粉砕し、ブロックに混ぜ込んで成形。その街で生まれた資源を循環させて用いることで、「この街でしか生まれない」という街の記憶を刻むデザインのトロフィーを作り出している。
Produce|木島 大介(HAKUTEN)
Design, Circular Direction | 鈴木 亮介 (CDR)(HAKUTEN)
Production|田草川 貴 / 山下 美咲(HAKUTEN)
「TOKYO NODE “XR HACKATHON” supported by Niantic Spatial」について
本イベント、新しい都市体験を創出するXRアプリ開発イベント「TOKYO NODE "XR HACKATHON"は2025年7月から開催している。第2回となる今回は、Geospatial Computing(地理空間コンピューティング)のトップランナーであるNiantic Spatialの協力のもと、参加するアーティストやクリエイターが数か月に渡り、虎ノ門ヒルズを中心とした街を舞台にXRアプリケーション開発を行った。
応募作品は、アート、ゲーム、物語体験、パフォーマンス、サービスなど様々な領域を越境するものが対象。開催期間中には、参加者向けの勉強会・交流イベント「Acceleration Events」や、選考を通過したクリエイターの作品を虎ノ門ヒルズの街なかに展示する「XR PARADE」などの各種イベントも開催した。
TOKYO NODEは、引き続き、新たな都市体験およびコンテンツの創出を通じて、東京・⽇本から広く世界に発信するための価値創造システム(クリエイティブエコシステム)の構築を⽬指すとのことだ。
受賞作品:
GOLD PRIZE 「キミの代わりに!アバタン探検隊」ばいそん
SILVER PRIZE 「Echo Avenue」Echo Avenue
BRONZE PRIZE 「BUFF」Toranomon_CivicTech
TAICCA PRIZE 「ARtoon」TOPICT
AUDIENCE PRIZE 「まち聴心器」四次元ポケット
審査員特別賞|重松象平賞「Echo Avenue」Echo Avenue
審査員特別賞|きださおり賞「まち聴心器」四次元ポケット
協賛社特別賞|Niantic Spatial 賞「BUFF」Toranomon_CivicTech
協賛社特別賞|DNP 賞「Augmented Flâneur」フラヌール
審査体制
一次審査:事務局によるプレゼンテーション審査
最終審査:審査員+来街者による体験審査(XR PARADE 会期中)
審査基準:①新規性/革新性 ②技術性/意匠性 ③将来性/発展性
審査員(敬称略)
朴正義(株式会社バスキュール 代表取締役)
松島倫明(『WIRED』 日本版 編集長)
重松象平(建築家)
せきぐちあいみ(VR アーティスト)
きださおり(株式会社夕暮れ 代表取締役、株式会社SCRAP執行役員)
川田十夢(AR三兄弟 長男 / 開発者)
深津貴之(サービス・デザイナー)
石橋素(エンジニア/アーティスト)
賞金・副賞
GOLD PRIZE:1組 50万円 + 特集記事掲載
SILVER PRIZE:1組 20万円
BRONZE PRIZE:1組 10万円
AUDIENCE PRIZE:1組
審査員特別賞/協賛社特別賞(該当者がいる場合)
協賛
プラチナスポンサー:Niantic Spatial
ゴールドスポンサー:大日本印刷
シルバースポンサー:ZIZO
グローバルパートナー:TAICCA
テクニカルパートナー:ideaflow/imgee/Xdiorm/XREAL/GATARI/Sound xR/シルバーアイ/STYLY/日本XRセンター/MESON/Yamaha Music Connect API
メディアパートナー:Vook/J-WAVE/CGWORLD/知財図鑑/Mogura VR/『WIRED』日本版
コミュニティパートナー:会津大学 A-pxL/ASIBA/Iwaken Lab./インスタ部/SVRC/stu/XR Tokyo/シナスタジア/東京大学 大学院新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻 空間計画研究室/東京コンテンツインキュベーションセンター/日建設計/NUMA/NEORT/Beyond The Frame Festival/山口VRサークルFUGU/UTVirtual/404 Not Found
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