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2022.07.04
レポート | 体験レポート
2050年の“未来のバー”を先行体験?「NEO TOKYO BAR 2050」に行ってみた
2022年7月1日から開始した、仮想通貨バー「Crypto Bar P2P」と人気NFTコレクション「NEO TOKYO PUNKS」(以下、NTP)のコラボイベント「NEO TOKYO BAR 2050」。
ネオ東京と冠したバー内では、感情センシングからNFT作品がインタラクティブに画面に映し出され、BGMをスマホに聞かせてNFTを受け取り、昆虫食や栄養食といったスナックをおつまみにするなど、2050年を体感できる仕掛けが満載。東京の未来に思いを馳せる体感ができるとあって、NFTホルダーの方はもちろん、SFやテック好きにもたまらないイベントです。
あなたは辿り着ける?Punksの隠れ家への潜入方法
地下鉄銀座駅B3出口を出て右に進むと、バウムクーヘンの名店『ねんりん家』の隣に細い路地があります。室外機の横を通って進んでいき、右手奥の細い道の扉を開けると、NTPのホルダーたち(Punks)が集う秘密のバーに入れます。
入店時にはNFTによる会員証カードが必要となり、自分が所持していることを受付で見せて入店します。7月31日までの期間中は会員証もNTPコラボ仕様となっており、月間パス、年間パスともにNTPの特徴的なマスクがデザインされています。
ちなみに店内にはNTPのロゴを型どったネオンサインが設置されています。”普段は仮想通貨バーなので「NFT」と点灯しているが、営業時間になると秘密のアジトを示す「NTP」のライトが浮き上がる”という設定になっているようです。
「NFT」と「NTP」を表示するネオンサイン。NTPの象徴である”イナリマスク”が飾られている
店内の「感情」を読み取りキャラクターが変化する、音声解析AIによるサイネージディスプレイ
Punksが集まる店内では、”2050年の東京を支配するBrainverse(ブレインバース)で流されている指名手配情報をハックし、当事者のPunksの現在の様子を傍受している”という設定のディスプレイがあります。店内の感情の昂りによってディスプレイ内のPunksの装備や服装がインタラクティブに変化していきます。
仕組みとしては、感情解析AI「Empath」によって店内の会話や音声から感情を読み取り、感情ごとに割り当てられたパーツが装着され、リアルタイムに画面が変化していきます。
怒り:バックパック、悲しみ:マスク、喜び:衣服、感情全体:背景に該当し、バー内での感情が高まれば高まるほど装備が攻撃的な”出撃モード”になっていきます。日毎に違うキャラクターが現れ、偶発的な組み合わせが発生するため、最終的には希少性の高いPunksが現れるようになります。
店内の音声を感情として解析し、その数値を元にPunksの装備や衣装が変わっていく。時間の経過とともに攻撃的な装いになる
実際にマイクの近くで喋ってみると、発話や感情を検知するたびにノイズが走る演出とともに、画面が反応して感情を解析してくれます。Punksの装備が変わるタイミングでは、それを見た店内の熱気も上昇し、盛り上がりを見せていました。
感情をそれぞれマスクや衣装と紐付けし、定期的な集計タイミングで数値と連動して表示を変えている。店内の感情が高まるほど、過激なPunksが出現する
BGMをスマホに聞かせて、ここでしか手に入らない特別なNFT作品をゲット
店内ではSUSHI TOP MARKETING株式会社が提供する「Audio Token Distributor」という技術を用い、特定の音声をスマホ経由で聞かせることでNFTが受け取れる仕掛けも用意されています。「音響透かし」によって、店内にいる人であれば誰でも簡単にNFT作品をもらえるとあって、実際に配布イベントが始まると店内は大盛り上がり。ほぼ初めて触れる体験に、童心に戻った気持ちで食いつくお客さんたち。今回獲得できるNFT作品は全部で6種類あり、中にはコンプリートするために連日通うと語る猛者も。こちらに訪問する際には、最新技術を体感しながら限定バージョンのNFT作品をゲットしてみてください。
画面に表示されたQRコードを読み取ることで、「音響透かし」を利用したNFT作品の受信をする準備ができる
無料配布されるNFTは本コラボのための描き下ろし作品で、「休日のPunks」をモチーフとして描かれている
謎のタブレットで味と色が変わる、未来のお酒「ブレインウォッシュ」
続いて、”2050年の場末で嗜まれているカジュアルなお酒”をイメージして作られたカクテル「ブレインウォッシュ」。「脳内洗浄」を意味するなんとも刺激的な名前ですが、名前に負けぬ仕掛けがありました。ベースはマスカットリキュールにジンジャーエールの爽やかなドリンクですが、最後に謎のタブレットを落とすと、シュワシュワした泡とともに鮮やかなライムグリーン、もしくは茶色に変色します。何か悪さをしたり、いけない実験をしているような体験を楽しむことができます。このカクテルを頼んだ方には、特典として特製コースターがプレゼントされます。
”ブレインウォッシュ”と名付けられた、清涼感のあるオリジナルカクテル。タブレットの混入によって色が変わる
”洗脳毒品”と書かれたあやしげなタブレット。中身は駄菓子という噂も
NTPコラボの特別コースターは2種類用意されている
未来の栄養源はコオロギやミルワーム? 昆虫スナックを体験
見出しをみてギョッとした方もいるかもしれません。NTPの世界では食糧難が深刻化し、昆虫が主食になっているかもしれない、そんな未来を先取りすることができます。
なかなか食べる機会の少ない、様々な昆虫食スナックを楽しむことができる
今回提供されているフード類には以下のものがあります。
PremiumCRICKETS
こちらはコオロギを乾燥させたおつまみ。なかなかショッキングな見た目ですが、ひと思いに口に含んでみると、意外なことに食べやすくて美味しいです。例えるなら、エビフライのしっぽを食べやすいお菓子にした感じ。コオロギ特有の香ばしさとサクサク食感がいい感じにマッチしてお酒のツマミとして最高です。味は「トムヤムスープ」「スパイシーBBQ」「ココナッツ&セサミ」の3種類。未来のおつまみをぜひお試しあれ。
コオロギチョコ
その名の通り、ヨーロッパイエコオロギをチョコレートでコーティングしたお菓子。見た目は普通の丸いチョコレートで、味はコオロギの香ばしさとチョコレートの風味の相性が抜群。印象は高級麦チョコといったところでしょうか。食感も軽いのでどんどん食べ進められ、甘いもの好きな方におすすめの昆虫食スナックです。
MEALWORM BITES
高タンパクの昆虫食として注目されているミルワームを使用した、サステナブルな昆虫プロテインバー。味は市販のプロテインバーよりあっさりで、後味をスッキリさせたような感じ。見た目も普通で、言われなければミルワームが練り込まれているとは誰も気づかないでしょう。栄養が豊富のため、2050年には筋トレ後にミルワームバイツを摂取するのが定番になっているかもしれませんね。味は「アップル&シナモン」「フィグ&オレンジ」「チョコレート&アーモンド」「ピーナッツバター&ハニー」の4種類です。
昆虫サワー(タガメエキス入り)
「タガメのオスの香り」を忠実に再現した昆虫サワー。香りの源はタイワンタガメのオスのフェロモン。実際に飲んでみると、なんともフルーティーな香りが鼻を突き抜けます。まさに夏にぴったりのドリンクでした。
(提供:バグズファーム)
真夏にぴったりのコオロギアイスは、締めにふさわしい味わい。同じくコオロギのおつまみ「PremiumCRICKETS」をトッピングに
コオロギアイス
日本初のコオロギを練り込んだ昆虫アイス。見た目はバニラアイスに黒いつぶつぶが入っている感じで、ベースは普通ですが、コオロギによって香ばしさがアップ。牧場のアイスと並んでも遜色ない程のコクと深みです。締めのデザートとしてお試しあれ。
以上、2050年の未来を妄想しながら楽しむことができる「NEO TOKYO BAR 2050」は7月31日まで。Punks達が集う秘密の隠れ家をぜひ体感してみてください!!
▼開催概要
・実施期間:2022年7月1日(金)〜7月31日(日)18時~23時
・場所:CryptoBar P2P(東京都中央区銀座5-6-8)
・定休日:不定休 ※営業時間はお店にご確認ください。
・入店に際して:「CryptBar P2P」に入店するには、イーサリアム(ETH)で専用NFTを購入することで入店が可能になります。7月20日までの期間、「NEO TOKYO PUNKS」とコラボした限定デザインの会員証を2種類(月間パス / 年間パス)販売。本コラボ企画に参加するためには会員証をお求めください。
文:知財ハンター/石川 樹