No.095
2020.05.18
無限の可能性を持つ組み立てブロック玩具
LEGO(レゴ)
概要
LEGO(レゴ)は、凹凸を有するプラスチック製の組み立てブロックである。ブロック上部の突起と下部の空洞をつなぎ合わせていくことで、ブロック数個の小さなパーツから、数百万個を使用する巨大な建造物まで、大小さまざまなものを作ることができる。対象年齢に応じて複数のシリーズが存在するが、それぞれ互換性を持たせるように設計されており、シリーズを横断して使用することが可能。教育用セットでは様々なモーターやセンサー、アプリなどとシンプルかつ高度に連動し、プログラミング授業などに利用されるなど、玩具にとどまらない応用性の高さが魅力である。
なにがすごいのか?
極限までシンプルな構造のため、高い互換性を持つ
組合せ次第で大小さまざまなものを作れる応用性の高さ
一度組立てた物を何度でも分解、再利用可能
安全性の高い素材
なぜ生まれたのか?
デンマークの玩具メーカー、LEGO社によって1932年に開発された。家具屋として創業した同社であったが、世界恐慌を境に制作費を切り詰める方法を模索するうち、設計支援として製品の縮小模型を作り始めた。このときに作った梯子やアイロン台の模型が、後に玩具を作るきっかけとなり、現在のプラスチック製のブロックへと発展していった。
社名と製品名に使用されている「LEGO」は、デンマーク語で「よく遊べ」を意味する「Leg Godt」が由来となっている。国内では2017年に名古屋で日本初のレゴのテーマパーク「レゴランド ジャパン (LEGOLAND JAPAN) 」がオープンし、レゴブロックの世界観をテーマに「遊びを通じて子どもの創造性を育む」というコンセプトを体現している。
なぜできるのか?
連結可能な構造
上部についたスタッドと下部の空洞が結合することで、多様な組み立てパターンに対応。スタッドの形式にはいくつかの種類が存在する。
衛生的で安全な素材
素材として使用されているABS樹脂は、水洗い可能なため衛生的で安全性が高い。また、2030年までに100%持続可能な新素材へと変更すると発表している。
相性のいい産業分野
- 教育・人材
子供の探究心を刺激し、創造性や発想力、空間認識力を向上
- AI
高度なコンピューター制御に対応したLEGOキットを用いた、人工知能の開発支援
- 医療・福祉
LEGOを用いたリハビリ、脳の活性化
- アート・エンターテインメント
LEGOを活用した立体作品や体験型施設の創作
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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