知財図鑑

未来をつくる手段が見つかる。

知財図鑑

No.109

2020.02.28 Upload

折りたたみ式月面住宅

ORIGAMI HOUSE

origamihouse

概要

「ORIGAMI HOUSE」は、「十亀(そがめ)折り」技術を用いた、三次元に展開する宇宙建築物。「ORIGAMI HOUSE」を小さく折り畳んだ状態で宇宙空間へ打ち上げ、着陸後に展開させることで広い居住空間を創出できる。将来的には、小惑星を捕獲するための筒状構造物を十亀折りを使用して運搬したり、国際宇宙ステーションの外周を覆うスペースデブリ(宇宙ゴミ)防護シールドを建築することなどへの活用が期待されている。

なにがすごいのか?

  • 折り紙構造を用いた月居住施設

  • 短期間で面積の広い建造物を建築

  • 木材・金属・コンクリートなど様々な素材の折り畳みと展開

なぜ生まれたのか?

長年、月での宇宙建築は人類の夢として捉えられてきた。ところが、地球から400kmと比較的距離の近い国際宇宙ステーション(ISS)でさえ、室内スペースは狭く、ISSと同じ手法では380,000km離れた月での広々とした居住空間の構築は難しいとされていた。それゆえに、宇宙への輸送機などの限られた空間で物を小さく折り畳んで宇宙で広げられる技術が必要とされていた。

妄想プロジェクト 妄想プロジェクト

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月面体験グランピング

月面生活を体験できる未来のグランピング体験。ORIGAMI HOUSEをキャンプ場や平原に設置してテントとして利用し、食事は宇宙食、ルームウェアは宇宙服と、まるで月面生活をしているようなスペシャルな1日を過ごしてみる。

あるいはORIGAMI HOUSEを無重力空間を再現した施設の中に設置することができれば、来たる月面生活に向けたシミュレーションシステムとして活用できるだろう。

荒井 亮

妄想家 荒井 亮

妄想家 荒井 亮

なぜできるのか?

十亀折り

宇宙建築研究者である十亀昭人准教授(東海大学工学部建築学科)による「十亀折り」を厚みのある素材に適用し、壁面構造を構築。特殊な天井面と床面を取り付け、完全な空間を作り出す。

三次元展開構造物

折り紙のように小さく折り畳んだ状態で建造物を打ち上げ、宇宙空間で大きく展開し広い居住空間を創出する。

相性のいい産業分野

住宅・不動産・建築

災害発生時、短期間で大量の仮設住居を建築

アート・エンターテインメント

家庭用防音室やイベントブースを即座に建築

生活・文化

折り畳み式の家具を別の家具に収納

流通・モビリティ

折り畳み式トレーラーハウスとして、カジュアルに居住空間ごと移動

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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