No.139

2020.04.22

自宅をトレーニングスタジオにする鏡

MIRROR(ミラー)

mirror

概要

MIRROR(ミラー)は、米国のヘルステック企業Curiouser Products社が展開するスマートミラーとそのコンテンツプラットフォームである。利用者はディスプレーとなる鏡を通してリアルタイムおよびオンデマンドクラスを受けられる。また、内蔵カメラやマイクを通してインストラクターと連携を取ることで、パーソナルトレーニングを受講するオプションが選択可能。ヨガやピラティス、ボクシングなどの豊富なコンテンツにいつでもアクセスすることができるため、仕事や居住地などのライフスタイルに依存することなく、誰でも効果的なトレーニングを受けることが可能となる。

なにがすごいのか?

  • 充実したコンテンツをリアルタイムに受講可能

  • パーソナライズされたトレーニング

  • Apple Watchとのデータ連携

なぜ生まれたのか?

国際ヘルスラケットスポーツクラブ協会(International Health, Racquet & Sportsclub Association)によると、スポーツジム業界は全世界で年間約830億米ドルの利益を生み、全世界で1億6,000万人以上の会員が20万ヶ所以上のジムやフィットネスセンターを訪れるという。MIRRORのファウンダーであるBrynn Putnam氏はその市場規模に注目し、ジムやスタジオでのトレーニングと同様に高品質なトレーニング体験を全世界に作り上げ、誰でも好きな時に好きな場所でトレーニングの恩恵を享受できるようにしたいとの想いから本プロジェクトをスタートした。

なぜできるのか?

充実のコンテンツ

ヨガや、ボクシングなど20種類以上のカテゴリがあり、それぞれ初級者から上級者に応じたコンテンツが用意されている。また24時間利用可能なワークアウトのライブラリもあり、10,000以上のクラスにアクセスできる。

パーソナルトレーニング

追加料金を支払うことで、ジムさながらのパーソナルトレーニングを受けることが可能。

スタイリッシュなデザイン

MIRROR自体はインターネット接続を備えた40インチのFull HDディスプレイであると同時に、通常の鏡として利用することもでき、室内空間に溶け込みやすいシンプルなデザインとなっている。

フィットネスデータ

Apple Watchと連動させることでディスプレーに心拍や消費カロリーなどを表示することもできる。

相性のいい産業分野

生活・文化

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の中でも、自宅でジムの様な高度なトレーニングを受けることが可能。

教育・人材

地方に住む子供たちにスポーツ教室を開催し、アスリートがフォームの指導を行なったり、トレーニングを教えることができる。5G時代の到来により、同時接続で一度に沢山の子供たちに指導可能。

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。