No.1112
2026.04.02
味を自分でデザインできるお菓子
21美ーバー

概要
「21美ーバー(21ビーバー)」とは、明治大学総合数理学部の宮下芳明教授が北陸製菓株式会社および金沢21世紀美術館と共同開発した体験型お菓子。食べる人自身が「味をデザインする」という新しい体験を提供する、“アート×サイエンス×フード”の融合から生まれた。ビーバー本体に、甘味・酸味・旨味などの味覚パウダーと、香りや風味を変化させるフレーバーパウダーがセットになっており、組み合わせ次第で食べるたびに異なる味を楽しむことができる。
なぜできるのか?
特別な装置不要で味を手軽にデザインできるお菓子
特別な装置を使わず、高度に設計された「粉末」を用いることで手軽に楽しむことができる。「ひとさじ」を味の最小単位としており、「スプーン1杯」という共通単位で扱えることができるため、誰でも失敗せずに多様な味をつくることができる。ビーバー本体には、甘味・酸味・旨味などの味覚パウダーと、香りや風味を変化させるフレーバーパウダーがセットになっており、全く違う味を同じ粉の配合だけで出現することができる。例えば、「みたらし風味」は旨味1さじと甘味3さじ、「チョコ風味」であれば甘味3さじと乳味1さじで再現することが可能。
「味覚メディア」の研究開発を行う明治大学の宮下教授が監修
イグ・ノーベル賞(栄養学)を受賞した宮下芳明教授が監修。明治大学の宮下研究室は、味や香りをデジタルに再現・制御する「味覚メディア」の研究開発を行っている。今回のお菓子では、その研究をより身近に感じてもらえるよう、「自分で味や香りをデザインする体験」をかたちにした。味や香りパウダーの選定や調合プロセスの検証を行い、自分だけの味をデザインする楽しさを実現している。
味の構成を学びながら新しい味の開発を体験
「21美ーバー」の完成記念ワークショップは、2025年11月3日(月)に21世紀美術館で、そして12月13日(土)には明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモンにて開催された。 既存のレシピにはない思い思いの「未知の味づくり」にも挑戦し、参加者から「生クリーム味」「酢豚味」「マヨネーズ味」といったユニークな味のレシピが次々と誕生した。また、X(旧Twitter)上では「21美ーバーオリジナルレシピ選手権」が開催され、「駄菓子最強味」「たこ焼き風味スナック菓子ビーバー」「紅生姜入れすぎた焼きそば」「ポトフビーバー」など、多様な味の配合が #21美ーバーレシピ ハッシュタグで共有されている。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
金沢21世紀美術館
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 明治大学 宮下芳明研究室
