No.228

2020.12.17

空き家に価値を生み出す救世主

家いちば

家いちば

概要

「家いちば」は、古い家や需要の見込めない土地など、様々な不動産の売買を可能にしたマッチングサービスである。家いちばでは従来の不動産売買の形式とは違い、仲介業者を通さずに売り手と買い手が直接交渉を行い、売買契約時にはじめて専門家のサポートが入る。この仕組みによって、購入する側は不動産の詳細情報が手に入りやすく、市場に出回らない不動産を探すことができる。一方販売する側は、仲介業者が扱わない“売りにくい”物件であっても買い手を見つけやすい等のメリットがある。家いちばは、昨今社会問題化している「空き家問題」を解決する有望なサービスとして注目されているうえ、市場価値の低かった建物・土地の新たな魅力を引き出す仕組みとして、住宅市場を変える可能性を持つ。

なぜできるのか?

契約時にはじめて専門家が関与

商談成立までは売り手と買い手が直接交渉を行い、売買契約のタイミングで国家資格のある宅地建物取引士が物件の基礎調査を行い、両者の合意の上で取引きが成立するようにアレンジ(国が定める媒介業務、重要事項説明等)する。

仲介がないことで生まれる相互理解

家いちば側があえて仲介をしないことで、売り手と買い手の距離感が近くなり、家やお互いへの理解が深まる。

増え続けている空き家の存在にフォーカス

社会問題となっている空き家の増加を解消するための一手になり、社会貢献度が高い。

相性のいい産業分野

生活・文化

リモートワークがスタンダードになる中での、空き家となっていた家屋の仕事場としての再活用

資源・マテリアル

中古住宅市場が活性化することによる、新築偏向の傾向改善と資源の有効利用

住宅・不動産・建築

ガソリンスタンド・郵便局といった建物といった特定用途の建物を、違った形で活用するリノベーション建築

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。