No.356

2021.06.23

自宅で使えるAI聴診器

StethoMe(ステトミー)

StethoMe(ステトミー)

概要

StethoMe(ステトミー)とは、自宅で家族の健康状態をチェックし医師と連携をはかるためのAI聴診器。小型のワイヤレス聴診器で肺音を録音し、得られたデータを人工知能によって解析することで呼吸器系の異常をその場で検知できる。異常があった場合、録音データを医師に送信すれば遠隔で診療を行うこともでき、不要な通院や喘息患者の定期健診回数の大幅な減少が期待されている。診療によるウイルス感染や不要な移動が敬遠される中、今後StethoMeによる自宅診療が当たり前になる時代がやって来るかもしれない。

なぜできるのか?

人工知能による素早い異常検知

聴診器はBluetooth経由でスマートフォンに接続して使用する。聴診器によって録音された肺音データは専用アプリに送信された後、人工知能によって解析され数秒で異常の有無を調べることができる。

自宅から簡単に医師へ相談

検査内容はすぐにオンラインで医師に送ることができるため、自宅にいながらでも専門的な相談が可能。

持ち運び可能なサイズ

聴診器本体は小型かつワイヤレスで機能するため、自宅だけでなく外出先でも簡単に使用できる。

クラウドでのデータ保存

検査結果はその都度クラウド上に保存され、症状があった場合は詳細情報や投与された薬に関する情報なども記録される。そのため、StethoMeを使用するだけで簡単に病歴をまとめることができる。

相性のいい産業分野

医療・福祉

多くの人の肺音データを収集し病気との関連性を分析

流通・モビリティ

運転手の異常を検知し安全な場所に停車

生活・文化

ペットの目に見えない異常を検知する健診デバイス

製造業・メーカー

喘息患者の発作を予測するペンダント型聴診器

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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