No.375

2021.07.19

落書きを瞬時にリアルな風景画に変えるペイントアプリ

NVIDIA Canvas(エヌビディアキャンバス)

NVIDIA Canvas(エヌビディアキャンバス)

概要

NVIDIA Canvas(エヌビディアキャンバス)とは、簡単に書いた線や形を瞬時にリアリティのある風景画に変えてくれる、AIを活用したペイントアプリ。ユーザーが描いた線や形を、AI技術によって瞬時に草や雲などの素材データに変換させることで、リアルタイムで風景画のような画像を生成する。NVIDIA Canvasを使用すれば、本人の能力に関係なく短時間で思い描いたイメージを形にできるため、クリエイターやデザイナーの素早いアイデア検討やシミュレーション、非デザイナーによるリアリティのあるコンセプト提案などさまざまな実用化が期待できる。

なぜできるのか?

AI技術によるリアルな画像生成

NVIDIA Canvasには、NVIDIA独自のAI技術「GuGAN」が用いられている。GuGANはディープラーニングによって精度の高い画像生成を実現しており、単純な図形から違和感のない風景画像を生成することができる。

スタイル・マテリアルの使い分けによってバリエーション豊かな画像作成

画面上には、夕焼けや夜といった画像の雰囲気を変える9つのスタイルと、草や雲といった風景画に用いられる15種類のマテリアルが用意されている。ユーザーはこれらを自由に選択して描画することができ、素材ごとにレイヤーを分けることも可能。さまざまなパターンを試しながらイメージにあった画像を作成できる。

細かな編集作業が可能

作成した風景画データは、Adobe Photoshopにインポートすることができ、細かな修正を行ったり他のアートワークと組み合わせたりといった編集作業が可能。

相性のいい産業分野

メディア・コミュニケーション

絵が苦手な人でも自分の思い描くイメージがスムーズに伝えられるコミュニケーションツール

旅行・観光

見てみたい景色の落書きから実際に似た景色を観れる場所を検索できるサービス

生活・文化

漫画家に向けたリアリティのある自動背景作成サービス

アート・エンターテインメント

子供の落書きからリアルなモンスターキャラクターを作成

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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