No.377

2021.07.22

誰もが自由に移動できる自動運転モビリティサービス

WHILL(ウィル)自動運転システム

WHILL(ウィル)自動運転システム

概要

WHILL(ウィル)自動運転システムとは、障がいの有無や年齢を問わず誰もが自由に移動するための、歩道・施設内向け自動運転モビリティサービス。衝突回避機能を備えた独自開発の自動運転モデルと、複数の機体を管理・運用するフリートマネジメントシステム(遠隔管理システム)の活用によって、スムーズな施設内の移動をサポートする。WHILL自動運転システムは、車椅子移動よりも安全で快適なため、長距離移動が困難かつ障がい者・高齢者の利用が多い病院や空港などでの導入が進められている。将来的には、屋内までを含めたMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス :バスや電車などの交通サービス全体を、一つの「移動」サービスとして統合すること)としての普及が期待される。

なぜできるのか?

無人でも安全・安心な自動運転

WHILL自動運転モデルに搭載された衝突回避機能により、人や周囲の障害物との衝突を防ぐ。また、フリートマネジメントシステム(遠隔管理システム)によって、常に機体の位置情報や走行中の状況を確認することが可能。スタッフによる付き添いが不要なため、ソーシャルディスタンスを保つことにも役立つ。

シーンに応じて運転方法を使い分け

自動運転だけでなくリモコンによる直接操作も可能。自由に辺りを移動したい場合と、目的地へすぐに向かいたい場合で使い分けることができる。

自動返却機能

WHILL自動運転モデルには自動返却機能が付いており、サービス利用後は無人運転により指定された場所まで自動で戻る。

相性のいい産業分野

流通・モビリティ

道順のわかりにくいターミナル駅の構内に設置して目的の路線ホームまで案内

旅行・観光

空港から現地での移動、帰路までをサポートするレンタルモビリティ

生活・文化

自動で保護者に付いてきてくれるベビーカー

医療・福祉

認知症患者が安心して外出できる散歩サポートツール

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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