No.380
2021.07.28
バイクと自転車の切り替えができるモビリティ
ハイブリッドバイクGFR
概要
「ハイブリッドバイクGFR」とは、自転車のようにペダルを漕いで走行したり、スロットルを廻すだけでバイクとして走行したりできる100%電動のハイブリッドバイクである。ナンバープレートを遮蔽する装置を使用して外部に表示を行うことで、原動機を作動させずペダル走行させる場合は道路交通法上“自転車”となり、自転車の通行区分や運転方法に従うことが認められた(2021年7月)。また、折りたたみ可能でコンパクトになるため、持ち運びや狭い場所での収納にも適する。状況に合わせ自在にスタイルを変えられるモビリティとして普及が期待される。
車体取付時のモビチェン。左:電動バイクモードの時、右:自転車モードの時
なぜできるのか?
モビチェン(モビリティ・カテゴリー・チェンジャー)
モビチェンとはナンバープレートを遮蔽する装置であり、モビチェンの操作により自転車と原動機付き自転車としての切り替えができる。2021年7月警察庁により、原動機を作動させずペダル走行させる場合は道路交通法上自転車となり、自転車が通行可能な場所(通行区分)や運転方法に従うことが認められた。これにより国内の車両区分の切替え第1号案件となり、今後運用が開始される予定。
優れたコストパフォーマンス
動力は100%電動のリチウムイオンバッテリーで、家庭用のコンセントで充電可能。1回の充電は4時間で電気代は約10円程度。25キロ走行(街乗りでの仮定)とすれば0.4円/kmとコストパフォーマンスに優れている。
高性能なバッテリー管理
スマートフォンのアプリを経由してバッテリーパックとクラウド間のデータのやり取りを行うため、正確なバッテリーの電池残量の表示などが可能。バッテリー内部の状態を把握し放電充電制御をおこなうなど、様々な使用環境下でもリチウムイオンバッテリーの性能を長く保てる。
折りたたみ可能でコンパクト
折りたたみ時に安定して自立できるような設計になっており、玄関やベランダなど狭小スペースにも折りたたむことでコンパクトに収納ができる。
指紋認証でのロック解除
鍵を持たなくても指を置くだけのワンステップ認識(指紋認証)でのロック解除が可能。またスマートフォンアプリでの遠隔開閉も可能。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © glafit inc.
特願2020-198621(特許6829511)ほか