音楽特性データを活用し、感性を軸にした検索を実現

場所を音楽的観点から可視化するPlacyの試みは、ジャンル・テンポ・躍りやすさなど、多数のカテゴリーで音楽の特性を細分化かつ数値化したSpotifyのデータを利用し行なわれている。ユーザーの趣味や嗜好という曖昧な「感覚」を、音楽特性データとして定量的に把握。そのデータに、独自のアルゴリズムやネットワーク・アナリシスの手法、大量の画像データを用いてスコアリングした「空間の特性データ」を結びつけ、ユーザーの好みに適したレコメンドを表示できる仕組みとなっている。

多種多様な選択肢を提供

喫茶店や本屋、映画館、宿、ナイトクラブなど、Placyには現時点で約2万件ものスポットが登録されている。個人店からチェーン店まで、幅広い選択肢の中から気分にあったスポットを選ぶことが可能。

収集したデータをもとに都市の活性化をサポート

Placyは収集したデータを活用し、不動産デベロッパーなどの都市開発の大きなプレイヤーに対してのコンサルティングを実施する。経済合理性から外れた「感性」や「その場所の文化的価値」を定量化した指標をインストールし、都市に反映することができる。