No.407

2021.08.20

ドローンを球として用いる弱視者参加型球技

Drone Badminton(ドローンバドミントン)

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概要

Drone Badminton(ドローンバドミントン)とは、ドローンを球として用いることで、弱視者が空中で移動する球を認識し、ラリーを行うことを可能にした競技。プレイヤーはセンサーの付いた専用のラケットとドローンを用意するだけで競技を行うことができる。Drone Badmintonはこれまで限られていた弱視者競技の種類を拡大し、視覚障がいを持つ人に運動の機会を提供するだけでなく、中途弱視者はかつて可能だった競技を再体験することも可能になる。

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なぜできるのか?

センサーとドローンによるラリーの実現

Drone Badmintonは、ガットの代わりにセンサーを取り付けたラケットと、球の代わりとなるドローンを使用することでラリーを可能にする。センサーによってドローンがラケット内を通過したかを判定し、通過した場合にはドローンは自動で相手方向に移動する。また、ラケットのスイングによって4種類のショットを打つことも可能。さらに、ドローンを移動させたい方向にスイングすることでドローンの移動方向を操作することもできるため、単純なラリーを行うだけでなく競技としてのゲーム性も高い。

視覚障がい者が参加できる競技の拡大

視覚障がいを持つ人たちは身の回りの安全を確保することが難しいため、運動不足になる傾向があり、肥満や精神疾患になる人も少なくない。これまで、弱視の人のための球技では球の位置を音で知らせるために鈴の入った球を使用することが多く、競技の選択肢を狭めていた。一方Drone Badmintonでは、空中での認識を妨げないよう移動速度等が調節できるドローンを用いたため、競技の幅を大きく広げることが可能となった。また、ドローンの飛行音によってプレイヤーは音による位置の認識もでき、様々な大きさのフレームがあるため、プレイヤーは自分の視野や視力に合わせてフレームを選ぶことができる。他にも、柄の短い独自のラケットを作ることで、グリップとドローンの距離感を容易に把握できる工夫も施されている。

相性のいい産業分野

スポーツ

視覚障がいを持つ人が安全かつ容易に参加できる弱視者競技

教育・人材

視覚障がいのある児童とのスポーツを楽しむインクルーシブ教育

メディア・コミュニケーション

室内や限られた空間でも安全に楽しめるスポーツ

生活・文化

凧あげや羽子板にドローンやセンサーを用いる「ドローン正月遊び」

医療・福祉

高齢者の運動不足解消のためのレクリエーション

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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