No.449
2021.10.15
高度な空間トラッキングが可能なAIセンサー搭載3Dカメラ
Azure Kinect DK(アジュールキネクト DK)
概要
「Azure Kinect DK(アジュールキネクト DK)」とは、3次元認識能力と深度測定能力のあるAIカメラを搭載した開発者向けデバイスである。100万画素の奥行きセンサーカメラ、360度マイク、1200万画素のRGBカメラ、姿勢センサーを備えたオールインワンの小型デバイスとなっており、APIと幅広いSDK(ソフトウェア開発キット)やMicrosoft社のクラウドサービス上のAIサービスを組み合わせることで、より正確に場所や3D空間を認識することができる。空間データのみならず、人間の関節の動きをトラッキングすることもできるため、製造・医療・ロボティクスなど様々な業界でソリューション開発が進められることが期待されている。
なぜできるのか?
幅広いSDK(ソフトウェア開発キット)で構成された3次元認識パッケージ
音声テキストの変換、音声翻訳、意図認識などの機能を使用できるSpeech SDK、人間の身体や関節の3Dトラッキング、モーションセンサーや深度カメラ(撮影対象との距離を計測できるカメラ)へのアクセスができるSensor SDKなど幅広いソフトウェア開発キットで構成されている。
Computer VisionサービスAPI
画像からテキストを抽出する光学式文字認識や空間分析、画像分析が可能。視覚的特徴に基づいて、画像を処理して情報を提供する高度なアルゴリズムにアクセスできる。
ToF(Time-of-Flight)センサー技術
光の反射時間を計測し対象物までの距離計測を行うToF(Time-of-Flight)センサー技術を搭載。高度な深度センサーカメラによる奥行き検知精度を実現し、ゲームや拡張現実(AR)、ビデオグラフィなどの分野で現場の環境条件に関わらず高性能な3Dアプリケーションを開発することができる。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。
Top Image : © Microsoft