No.454

2021.10.19

未病を発見する歩行解析ロボット

core-ler

core-ler

概要

「core-ler」は、健康上のリスクを発見する歩行解析ロボット。人間の最も基本的な運動である「歩行」が健康上のリスクを示すバロメーターとなりうるという最新の研究に注目し、歩行姿勢を3Dデータとして収録・解析することで被験者の抱える目に見えない未病リスクを発見する。本プロダクトには3Dカメラなど最新の画像解析技術が搭載されており、10mほどの歩行スペースがあればどこでも診断が可能。従来は発見が難しかった病気の早期発見や、未病対策への活用が期待されている。

歩行する被験者を追尾して解析

なぜできるのか?

健康のバロメーターとしての歩行

人の最も基本的な運動である歩行には、認知症や脳卒中といった疾病の兆候が現れることが最新の研究で明らかになりつつあり、歩行動作は新たな健康のバロメーターとして注目を集めている。

「core-ler」によって安価かつ簡便な歩行解析が可能に

従来、歩行の解析には高価なモーションキャプチャーシステムなどの大掛かりな設備が必要で一般的でないものが多い中、「core-ler」は被験者を追尾する最新式の3Dカメラと画像解析技術によって歩行のコンディションを簡易に解析する。10mほどのスペースがあればいつでもどこでも診断が可能。体に計測器をつけることなく測定可能なため、より普段通りの歩き方で解析でき、安価かつ簡便に高精度な歩行測定が行える。

医療機関との連携で健康上のリスクを発見

解析によって得られたデータはクラウドサーバー上に保管され、協力医療機関が保有する疾病データとAIによって照合し、疾病や進行度を推定する。機械学習で結果の判定精度を常に向上し、従来は発見することが難しかった病気の早期発見や、未病の発見への活用が期待されている。

相性のいい産業分野

医療・福祉

「core-ler」で歩行動作を解析することで疾病を早期発見

生活・文化

一家に一台「core-ler」を保有することで日常の歩行計測から日々の健康状態を測定可能

官公庁・自治体

公共施設や学校に設置しておくことで誰でも簡単に高精度の健康診断が可能

スポーツ

アスリートの歩行を解析することで大会に向けた身体づくりをサポート

メディア・コミュニケーション

兆候ごとに被験者をグループ化することで疾病予防のための身体づくりを目的としたコミュニティ作り

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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