XRマンガ：VR空間で電子書籍が読めるビューアシステム

概要

「XRマンガ」とは、VR空間にてページをめくる感覚で電子書籍が読めるビューアシステムである。フリーハンド操作機能、自動ページめくり機能など、利便性に富んだシステムを搭載。これまではスマートフォン等の小さなディスプレイで読んでいた電子書籍が、VRの没入感を生かしたリアルな背景をバックに大画面かつ見開きで閲覧することが可能だ。また電子書店と連携しているため、読めるコミックの種類は約8万点にのぼる。将来、ARデバイスへの対応や他の電子書店へのビューア供給も検討されている。

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なぜできるのか？

没入感を高める工夫

最新のゲーム開発に用いられる「Unity」だけでなく、グラフィック・クオリティを重視した空間表現力に優れる「Unreal Engine」や独自開発技術を使用。一般的なVRでは見られない実写のような街並みや、木々などの豊かな情景が広がるVR空間での読書体験を提供している。

利便性に富んだシステム

本の拡大・縮小ができるほか、本を実際に手に持つ必要がないため、寝転びながらでも手や腕が疲れない。また、読者が読みやすい目線の位置に書籍を自動で移動させる機能、ハンドトラッキングによるフリーハンド操作機能、自動ページめくり機能など、さまざまなシステムを搭載している。

電子書店との連携

現在、株式会社メディアドゥが自社で運営する電子書店「コミなび」提供の電子コミックのうち、約8万点をVR空間で楽しむことができる。専用アプリでは「コミなび」サイトとIDが連携され、購入した書籍が「XRマンガ」によりVR内の本棚に再現される仕組み。今後、コミなび以外の電子書店へのビューア供給も検討されている。