No.1198

AIと対話し、自分の取扱説明書をつくる自己理解サービス

ジブトリ

ジブトリ

概要

「ジブトリ」とは、AIとの対話を通じて「自分の取扱説明書(取説)」をつくる自己理解サービス。発達障害という言葉が普及する一方で、そのラベルが付く人を「皆同じ」とみなす歪んだ認知が広がっている。かつて教室で個性として受け入れられていた彼らの脳の発達の偏りは、社会に出ると受け入れられず、相談すらできなくなる。これは、本来活躍できるはずの人材が力を発揮できないまま埋もれていく、社会全体の損失となる。このサービスは、特性を「直すべき欠点」ではなく「噛み合う接点」として捉え直し、相談が自然に生まれる関係性を、個人と組織の双方に届けることを目指す。

なぜできるのか?

AIとの対話を通じて「自分の取扱説明書(取説)」をつくる自己理解サービス

学生時代は「面白いやつ」として活躍していた尖った人材が、社会に出ると発達障害というラベリングで「腫れ物」扱いとなり、相談できないまま本来の力を発揮できずに離職・休職していく。これは個人の問題であると同時に、企業にとって見過ごせない人材損失。優秀でありながら周囲とは異なる感覚や特性を持つ人材が、社会に出た途端に力を発揮できなくなり、その原因の多くは、能力の不足ではなく「相談が生まれないこと」にある。「相談しても無駄」という、これまでの経験で積み重なった学習性無力感、自分の感覚やクセを言語化し、相手に伝えることの難しさ、「自分がダメなだけ」と抱え込んでしまう強い自責思考という三つの壁が相談を阻んでおり、これにより、一言の相談と小さな配慮で解決できたはずの問題が、消耗・休職・離職という大きなコストへと膨らんでいく。「100BANCH」で活動するformeetプロジェクトは、この「相談が生まれない構造」を変えることができ、AIとの対話を通じて「自分の取扱説明書(取説)」をつくる自己理解サービスとして開発した。このサービスでは、自分でも気づけなかった感覚・クセ・感情を、AIとの対話を通じて言語化する。「進んでいません」という一言の裏にある背景(逆算が苦手・聴覚で情報を整理する方が得意など)を、相手が理解し動ける言葉へと翻訳する。

「凹み」を欠点ではなく、他者の「突起」と噛み合う「接点」として設計されているパズルピース型のキーホルダーを生成

設問への回答から、自分のコミュニケーションタイプを象ったパズルピース型キーホルダーが生成される。この生成されるキーホルダーの「凹み」は、欠点ではなく、他者の「突起」と噛み合う「接点」として設計されている。一人で完結するのではなく、補い合うことで力が生まれるという思想を、手に取れる形で表現されている。2026年7月10日〜12日で開催される「100BANCH ナナナナ祭」では、AIとの対話で、自分の取説を実際につくる体験ができ、13問の設問に答えると、自分のコミュニケーションタイプを象ったパズルピース型キーホルダーをその場で受け取ることができる。

個人向けから組織向けへと展開

今後の展開として、まずは個人が自分を理解するためのサービスとして届ける。そのうえで、組織での活用へと展開し、企業の人材定着に直接効く仕組みを目指すとしている。各メンバーの取説をもとに、上司・同僚が「何をすれば力が引き出せるか」を具体的なアクションのレベルで把握できるようにする。同社は、集めた特性データを評価の材料に使わないことを原則としており、この前提から設計を出発させている。安全なデータ基盤として、特性データを人事評価に一切使わない設計により、従業員が安心して自己開示できる土台をつくる。また、人的資本・健康経営の文脈での活用として、従業員エンゲージメントや定着率の向上など、人的資本・健康経営の指標改善に資する仕組みを目指す。

相性のいい産業分野

教育・人材

職場での自己理解やコミュニケーション支援への活用

医療・福祉

福祉施設でのコミュニケーション支援への応用

メディア・コミュニケーション

職場から友人まで幅広いコミュニケーションでの活用

製造業・メーカー

従業員の自己理解や職場コミュニケーション支援への活用

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。 Top Image : © 100BANCH

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