No.1216

調剤から薬の受け渡しまで自動化する完全自動ロボット薬局

ロボット薬局

ロボット薬局

概要

「ロボット薬局」とは、Queue社が開発した世界初の完全自動のロボット薬局。ロボットが調剤から提供まで自動で実行し、患者は60秒以内に処方薬を受け取ることができる。ロボットの機械内には、メーカーが搬入した密封状態の錠剤ボトルが事前に入れられており、ロボットに患者がスマートフォンでかざした情報を読み取らせると、処方情報に基づき、調剤・確認プロセスを自動化し、患者に薬が提供される。調剤業務のコストも削減され、どこでも患者が低価格で薬を受け取ることが実現できる。

なぜできるのか?

人間の介入なしで調剤・請求・確認などを実行できる世界初の完全自動ロボット薬局

世界初の完全自動化ロボット薬局として、ロボットが調剤工程を自動化し、人の作業を大幅に削減する。患者がスマートフォンで情報をかざすと、ロボットが自動で錠剤ボトル(事前にメーカーが搬入したボトル)に患者の情報を元に薬を入れ、蓋とラベルが自動的に装着する。最後に薬が取り出し口に出てくるので、それを患者が取り出すことで受け取りが完了する。ロボット内のカメラが錠剤を識別し、処方内容と照合するため、比類のない精度を実現している。薬剤師の調剤作業負担を軽減し、患者対応などに時間を充てられ、患者は60秒以内に処方薬を受け取ることができる。現在、米国で一般的に処方される250種類以上の医薬品に対応しており、1分あたり600錠を処理可能だとしている。

薬局業務のコストが従来比較で最大96%削減可能

アメリカの薬局業界は労働力不足、店舗閉鎖、採算性の悪化といった問題があり、薬局業界では人手不足や採算性悪化などの課題がある。このロボットシステムは医薬品の調剤、確認、配送方法を根本的に見直して構築された。Queue社によると、薬局業務コストを最大96%削減できるとしている。病院や地方の医療機関など、あらゆる場所に展開が可能。この自動ロボットにより、薬剤師は薬局業務に専念し、患者へのカウンセリング、薬の相互作用の確認など、薬剤師にしかできない仕事ができるようになる。また、患者はいつでもどこでも、60秒以内に処方薬を受け取れることで、誰もが必要な薬を受け取ることができ、列に並んで待つ必要もない。このシステムを開発したQueue社は、大手薬局チェーンへの導入を進めており、プロトタイプを展開している。同社は、アメリカの医療における新たなインフラ層として位置づけており、薬局サービスを患者により近い場所で、低コストでの提供を目指している。

1,860万ドルの資金調達を達成、製品開発の促進、大手薬局への導入拡大を予定

Queue社はRiot Ventures主導で600万ドル、さらにAlleyCorp主導によって1,260万ドルの資金を調達し、合計1,860万ドルの資金を調達している。この資金は、製品開発の促進、大手薬局への導入拡大、Queue社のエンジニアリングチームの増強に活用される予定となっている。

相性のいい産業分野

食品・飲料

個人の需要に沿ったパーソナルフードの提供へ応用

医療・福祉

薬局業務の自動化・医療従事者の負担軽減

AI

調剤データや服薬情報を活用した医療支援サービスへの展開

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。 Top Image : © Queue

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