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2022.07.25

知財ニュース

羽田空港と九州3空港(鹿児島・宮崎・長崎)が案内ロボットや清掃ロボット等の共同実証実験を実施

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日本空港ビルデング株式会社、鹿児島空港ビルディング株式会社、宮崎空港ビル株式会社、長崎空港ビルディング株式会社は7月6日、旅客ターミナルにおける利用者のさらなる利便性向上、非接触サービスによる感染症対策、将来的な労働力の不足などの社会課題解決への貢献を目指し、現在羽田空港ターミナルにおいて導入されている案内ロボットや清掃ロボット等の広域連携での共同実証実験を行うことを発表した。

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【実証実験の概要】
■期間:2022年7月5日(火)~ 7月29日(金)
※各空港により開始日が異なります。
■場所:鹿児島空港、宮崎空港、長崎空港
■ロボット:
・案内ロボット 「mini MORK」/株式会社インディ・アソシエイツ
案内所において遠隔操作のアバターロボットを設置、利用者への非接触サービスを検証
・翻訳ロボット 「C-FACE」/ドーナッツロボティクス株式会社
案内業務においてスタッフが100ヶ国語の翻訳機能を有するマスクを装着した多言語での案内業務を検証
・清掃ロボット 「EGrobo」/アマノ株式会社
        「Gaussian」/株式会社くうかん
自立走行型の清掃ロボットにより、自立稼働での床面の清掃を検証

日本空港ビルデング株式会社は、日本における将来的な労働生産人口の減少という問題への解決の一助として、またカスタマージャーニーの向上策の一環として、利用者の満足度向上などが求められる中で課題解決に貢献するためにロボット技術の活用が不可欠と考え、2016 年から羽田空港旅客ターミナルにおいて、ロボット実証実験プロジェクト「Haneda Robotics Lab」を立ち上げた。その構想の中で空港ターミナルを活用したさまざまなロボットの実験を行い、現在では、案内・翻訳・移動・清掃の各分野を支援する、合計8種類のロボットを導入し、運用している。

九州を代表する鹿児島空港ビルディング株式会社、宮崎空港ビル株式会社、長崎空港ビルディング株式会社との連携により、共通のロボット技術を活用した「シームレスなサービス提供」を想定した本検証を行うことで、今後航空業界のさらなる利便性向上と、社会課題の解決に協働で取り組んでいくとのこと。

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Top Image : © 日本空港ビルデング 株式会社

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