No.499

2021.11.17

既存のタッチパネルを「タッチレス化」させるインターフェイス

aeroTAP(エアロタップ)evo

aeroTAP

概要

「aeroTAP(エアロタップ) evo」とは、コンピュータをマウスやキーボードを使わず独自の3Dカメラを介して離れたまま手のひらで操作、またはディスプレイ上に指先を浮かせて非接触でタッチパネル操作のように操作可能にするタッチレスインターフェイス。対応するaeroTAP 3Dカメラを接続するだけで、今使っているコンピュータを新たな開発や変更を加えることなく、指先や手のひらでタッチレス操作することを可能にする。医療現場など滅菌性の確保が必要な環境での非接触のディスプレイ操作活用はもとより、コロナ禍において、さらに日常的にタッチレスが求められるATM、券売機、精算機、受付システムのようなタッチパネル操作や、デジタルサイネージなどでの非接触操作に活用されることが期待される。

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aeroTAP

なぜできるのか?

開発不要で既存のシステムをそのままタッチレス化

aeroTAP 3Dカメラを接続しaeroTAP evoシステムを導入すれば、今使っているコンピュータの既存のシステムをそのまま新たな開発や変更を加えることなくタッチレス操作が可能になる。タッチ面の設定だけでなく、ホバー面(3D空間上の仮想タッチ面)を任意に設定できるため、コンテンツや画面の大きさに合わせた最適な"タッチレス" タッチパネルを設定することが可能。

高性能なCPUを必要としない低CPU消費

3Dセンサーで、深度計算、カラー画像と深度画像との同期とマッピング処理がaeroTAP 3Dカメラモジュール内蔵のICチップで処理されるため、CPUの負担が少ない。そのためCPU性能の低いコンピュータやSBC(単体のコンピュータ)でのリアルタイム3D処理を可能にし、安価なシステムのままタッチレス操作システムを導入できる。aeroTAP 3DカメラはUSB2.0/3.0パスパワーのみで稼働でき、複数のセンサーを同時に接続することも可能。

手のひらや指先による直感的な操作

「手のひら操作モード」では、操作距離40cmから最大3mの離れた場所からのタッチレス操作が可能であり、「仮想タッチパネルモード」では、モニター画面の表面から1cm~20cmの位置に浮かした指先で、ディスプレイに触らずに直感的にタッチパネル同様の操作が可能。マウスのような感覚で、使っているシステムに既存のアプリケーションをそのまま手のひらや指先でタッチレス操作することを可能にする。

相性のいい産業分野

医療・福祉

完全な滅菌性を維持しながらコンピュータシステムをタッチレス操作

生活・文化

ATM、券売機、精算機、受付システムのような小さなモニターをタッチレス化

IT・通信

プロジェクター画面やデジタルサイネージのような遠くのディスプレイを非接触で遠隔操作

メディア・コミュニケーション

人の手の動きに合わせてディスプレイに映し出す内容が変化するインタラクティブなサイネージ

金融・保険

指紋や生体認証と組み合わせることで、機密的なドアをセキュリティを維持しながら開閉

この知財の情報・出典

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