No.504

2021.11.22

コンパクトな座位保持機能付きポータブルチェア

IKOU(イコウ)ポータブルチェア

IKOU

概要

「IKOU(イコウ)ポータブルチェア」とは、コンパクトに畳んで持ち運びが可能で、どこでも安定した姿勢で座ることができるポータブルチェア。座位保持機能が付いているため、体幹機能に障がいがあったり、自力で座位を保てない乳幼児でも、座り姿勢を保つことができる。また使用時は、大人用の椅子に設置し簡単に使える。ポータルブルチェアはこれまでも多数販売されているが、障がい児用の座位保持機能が付いている製品は少なく、機能付きの製品は椅子が高く持ち運びしづらかった。IKOUポータブルチェアは、障がいの有無に関わらず広く乳幼児をサポートすることを目指しており、子を持つ家族が安心して外出できる生活をもたらすと期待される。

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なぜできるのか?

コンパクトで持ち運びがしやすい形状

IKOUポータブルチェアは、ワンタッチで簡単に折り畳むことが可能。折り畳んだ際の大きさは、高さ:15.6cm/幅:33.9cm/奥行:26.9cmとコンパクトに収納できる。ベビーカーの荷物入れに収めて運んだり、肩掛けして運んだりと持ち運びがしやすいように設計している。付属のベルトで大人用の椅子に設置可能なため、外出先でも簡単に使用できる。

姿勢を安定させるシート構造

姿勢を安定させるためにシート構造を独自設計。骨盤を安定した状態に保つため、チェアの座面に傾斜を設計。さらに背もたれには肩甲骨を前方に保持するようなカーブを設け、姿勢の保持をサポートしている。また、ヘッドレスト、背もたれなどは成長に応じて高さ調整ができる機能を備える。腰すわりから身長100cm程度の乳幼児まで永く活用できる。

障がい児のためのチルト機構

株式会社 Haluの松本友理社長は、脳性まひによる運動機能障害がある子を持ち、障がいを取り巻く環境や福祉制度に社会的な隔たりを感じたことから分断を埋めることを目指し、インクルーシブ・ブランド「IKOU」を立ち上げた。IKOUポータブルチェアはその第一弾として開発。障がい児をサポートするチルト機構(座面角度調整機構)を設計し、身体の状態に合わせた座面の角度調整を可能にした。また、インクルーシブ(排除しない包括性)がベースにある本チェアの開発は、障がいの有無に関わらず多数の家族へインタビューを行い、ユーザーテストを重ねて進められた。

相性のいい産業分野

生活・文化

子どもたちとその家族の行動範囲を拡大し生活の質を向上

医療・福祉

障がいがあっても外出を制限されない環境の提供

教育・人材

障がいの有無に関わらず互いに尊重し合って成長する環境の構築

アート・エンターテインメント

障がいがあっても楽しめる遊園地アトラクションの開発

旅行・観光

長時間座っても姿勢が保てて疲れない、釣り人用チェアの開発

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS

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