No.523

2021.12.03

針を使わずにワクチンを注射する自律型ロボット

Cobi(コビ)

World's First Autonomous Robotic Injection

概要

「Cobi(コビ)」とは、自律的に人間の腕に注射を打つことができるロボティクスプラットフォームである。LiDARセンサーが搭載されており、複数の3DセンサーとAIソフトウェアが注射に最適な腕の箇所を特定し、人間の手を借りずに自律的に注射を行う。Cobiは針を使わないニードレス技術で、高圧液体ジェットを使って皮膚の髪の毛より小さな穴から腕の組織へワクチンなどを注入する方式を採用。ロボットによる注射は、医療業界の労働力不足問題を解決し、また医療従事者のアクセスが困難な遠隔地でも役立つとともに、ワクチンの大規模接種の効率化や、医療従事者の感染リスク低減にも貢献が期待される。

なぜできるのか?

センサーで注射に最適な箇所を自律的に特定

自動運転車が道路をマッピングするために採用しているのと同じLiDARセンサーが搭載されており、センサーで患者の体のデジタルマップを作成し、注射に最適な箇所を特定する。例えばワクチンを接種する場合、会場に足を運ぶと複数の3D深度センサーが患者の到着を認識。身分証明書をタッチスクリーンのカメラに提示し認証されると、センサーが患者の体をスキャンして注射位置を特定。ロボットアームが備え付けのストレージからワクチンを取り出し、人の手を借りずに注射を完了する。

ニードレス技術の採用

針を使わないサードパーティ製の技術を採用し、高圧液体ジェットを使ってワクチンを注入。針を使用せず、人間の髪の毛幅より小さい皮膚の穴を通過する血清の高圧ジェットで、直接腕の組織にワクチンを注入する。針を使わない注射はロボットによる自律的な自動接種の恐怖を払拭し、ロボット注射をより容易にする。

人材不足の解決

「Cobi」は自律的に注射タスクを完了できるため、医療従事者の労働力不足と低効率を解消すると期待されている。人員不足を抑制し、また医療サービスへのアクセスが限られる遠隔地や、感染リスクの高い場面などでも活躍が期待されている。

相性のいい産業分野

医療・福祉

ワクチン接種のスマート化による感染拡大の予防

旅行・観光

海外での感染症予防対策のワクチンを空港で手軽に接種

スポーツ

イベント会場で感染予防ワクチンを自動的にロボット接種

農業・林業・水産業

家畜への大規模な投薬を自動化

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © Cobionix

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