No.535

2021.12.13

ヒトの生体信号からクリエイティブへの潜在意識を可視化

ニューロデザイン

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概要

「ニューロデザイン」は、ヒトがクリエイティブを見た時の各種生体信号を計測し、定量的なスコアとして可視化する評価サービス・および科学的クリエイティブ開発手法。クリエイティブを見た際の人間の生体信号反応を計測し、「興味があるのか」「理解しやすいか」などの観点からクリエイティブを評価する。従来の主観アンケートだけでは見えなかった潜在的な評価情報を可視化し、クリエイティブの改善策を明確化し提案する。広告や宣伝などのクリエイティブが世の中に氾濫する中、より一層「消費者に選ばれる」効果的なデザイン制作の改善を、脳活動計測と機械学習により可視化・定量化することでもたらしていく。

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なぜできるのか?

クリエイティブを見た時の生体信号を計測しスコアとして評価

「ニューロデザイン」は、脳活動の見える化技術「fNIRS(機能的近赤外分光法)」やアイトラッキングといった人間の生体信号反応を計測する。クリエイティブを見た際の各種生体信号を計測し、定量的なスコアとして評価することで、従来の主観的なアンケートだけでは見えなかった潜在的意識の評価情報を取得する。

6000以上の生体信号データから評価指標を開発

6000以上の生体信号データを元に、クリエイティブ評価指標を開発。機械学習により「興味」「記憶」「注目」「好ましさ」「読みやすさ」などの評価指標をスコア化する広告評価AIモデルを作成した。特に「好ましさ」に関しては、評価の予測精度(正答率)が80%近い機械学習データを持つため、精度の高い定量的な評価を可能にした。

脳科学×クリエイティブでより良いデザインを提案

開発は脳科学ベンチャーの「認知脳科学知見」「脳計測技術」、そして凸版印刷の「見せる」「読ませる」といったクリエイティブ制作ノウハウの共同研究からなる。共同研究から得た成果と技術をもとに、分析だけではなくクリエイティブ制作の改善の提案も可能としている。

相性のいい産業分野

メディア・コミュニケーション

広告や宣伝のクリエイティブをヒトの生体信号反応で評価し、より良いクリエイションへ改善

アート・エンターテインメント

視聴率測定に生体信号測定を併用することで視聴者の潜在的関心をより精密に判定

教育・人材

「お客様アンケート」に脳科学的な知見を導入することで売り上げ向上に貢献

食品・飲料

飲食品のモニタリングで被験者の生体信号反応を測定しユーザーの嗜好を正確に把握

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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