No.545

2021.12.27

砂糖でできた食べられるストロー

DLINK STRAW(ド・リンクストロー)

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概要

「DLINK STRAW(ド・リンクストロー)」は砂糖でできたキャンディ・ストロー。パラチニットと呼ばれる砂糖で作られており、飲み終わった後にパリパリと食べることができる。また、パラチニットの砂糖の結晶は非常に微細なため、口当たりも通常のプラスチック製のストローに比べて上質なほか、ドリンクを飲んでいる間に飴のストローが少しずつ溶け、ほのかな甘さをプラス。世界各国で脱プラスチックの動きが進む現在、今後のストローの在り方に一石を投じる商品として期待されている。

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なぜできるのか?

ユーザーの健康を考えた設計

「DLINK STRAW」の原料となる「パラチニット」という砂糖は、糖質が体内にゆっくりと吸収されるため血糖値が急激に上昇することなく、肥満予防にも効果があるとされることから「スローカロリーシュガー」として注目を集めている。また、本製品はストロー1本分の糖分摂取量がWHOで定められている1日あたりの糖分摂取量(約20グラム)までに抑えられるようストローの長さが調整されており、ユーザーの健康に配慮した設計がなされている。

素材の透明度でデザインの美しさを追求

パラチニットはガラスを超える透明度を持っているため、ドリンクが吸い上げられる様子を目で見て楽しむことができるほか、砂糖が溶ける時間を緻密に計算した上で太さが設計されており、ストローで飲む体験を楽しくデザインする。

脱プラスチック運動の一助となることに期待

現在、日本では世界のプラスチックの4%を生産しており、日本の人口1人あたりのプラスチック容器包装の廃棄量は米国に次いで2番目に多い。こうした状況の中で、世界的にストロー素材に紙を素材として用いるなど、脱プラスチックの動きが起こっており、本製品は脱プラの一助となることが期待されている。

相性のいい産業分野

生活・文化

「DLINK STRAW」で今までにないドリンク体験を享受

環境・エネルギー

ストローの原料として砂糖を用いることで脱プラスチックに貢献

資源・マテリアル

包装用プラスチックを砂糖原料の代替素材で代用することでプラスチック消費量削減に貢献

食品・飲料

米や酒粕などを原料にしたプラスチックの代用品の開発に知見を活用

製造業・メーカー

透明度の高い「パラチニット」をガラスの代用品として活用

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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