No.572
2022.01.31
「軽さ」を追求した、眼鏡型VRヘッドセット
MeganeX(メガーヌエックス)
概要
「MeganeX(メガーヌエックス)」は、高解像度かつ軽量な眼鏡型VRヘッドセット。マイクロOLEDディスプレイ(小型かつ高精細な有機ELディスプレイ)とパンケーキレンズ(コンパクトな薄型レンズ)を搭載し、従来のヘッドマウントディスプレイにはない「軽さ」や「装着感」を追求した設計になっている。スピーカーは眼鏡左右のつるの部分に搭載されており、折りたたむことも可能。VR(仮想現実)ユーザーにとって快適なプレイ環境を提供する次世代デバイスとして注目を集めている。
なぜできるのか?
軽さと高解像度を両立した設計
「MeganeX(メガーヌエックス)」は小型の「マイクロOLEDディスプレイ」を搭載しており、両目で5.2K(2560×2560x2)という解像度で高精細な映像を実現。また、レンズには「パンケーキレンズ」と呼ばれるレンズ長の短い薄型レンズを使用し、装置全体の軽量化に成功した。
視度調整機能とIPD(瞳孔間距離)調整機能を搭載
本体の下部に付属しているスライダーで視度を調整でき、近視のユーザーでも眼鏡なしで使用することが期待できるほか、IPD(瞳孔間距離)を調整する機構を持ち、ユーザーの身体的特性に合わせたVR(仮想現実)体験が可能となる。
現実に近い没入感を実現
物体のトラッキングにはインサイドアウト方式(ヘッドセットに内蔵されたカメラで位置を測定する方式)が採用されており、外部カメラを必要とせず、ポジショントラッキングを実現。装着者の頭部の傾きや前後上下左右の動きを検出する6DoFヘッドトラッキングに対応し、SteamVR対応の様々なVRアプリケーションを楽しめる。
相性のいい産業分野
- アート・エンターテインメント
軽量なヘッドセットで身体的な疲労感を感じることなく手軽にVR(仮想現実)の世界を堪能
- 生活・文化
軽量のヘッドセットをいつでもどこでも携帯しVR(仮想現実)に接続
- 製造業・メーカー
視度を調整し、眼鏡ユーザーでも裸眼で眼鏡型VRグラスを装着
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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