Fairphone（フェアフォン）：自分の手でパーツを修理・交換できるエシカルなスマートフォン

概要

「Fairphone（フェアフォン）」とは、自分の手でパーツを修理・交換できる持続可能性の高いスマートフォン。デバイス本体は、標準のドライバーを使用して簡単に分解でき、専門的な知識がなくてもバッテリーやディスプレイを自分の手で交換することが可能。従来、スマートフォンは製品寿命が短く、リサイクルできる部品も少ないため、生産量に対する廃棄物の多さが課題とされてきた。一方、Fairphoneはリサイクル素材を多く使用し、パーツは全てDIYで交換できるよう設計されているため、長期間使用でき、かつ環境負荷が少ない。将来的には、SDGsに貢献する新たなスマートフォンの形として、さらなる普及が期待されている。

なぜできるのか？

自分の手で分解・修理可能なプロダクトデザイン

Fairphoneは、どの部分も接着剤で閉じられておらず、標準のドライバーを使用して簡単に分解が可能。修理に必要なものは、バッテリーやディスプレイなどパーツ毎に販売されており、壊れた箇所を分解し交換することで、簡単に自分の手で修理し使用し続けることができる。

素材の観点から環境への配慮

Fairphoneの背面カバーには、100％リサイクルされたポリカーボネート素材が用いられており、金属素材も、環境・人権に配慮されたことが認められている製造所のものを使用している。また、最新モデルのFairphone 4を購入した場合、古いスマートフォンはリサイクルするか、セカンドライフの提供を保証しており、電子廃棄物の削減に貢献している。