No.632
2022.03.09
3D音声で街歩きをサポートするマップアプリ
Microsoft Soundscape(マイクロソフト サウンドスケープ)
概要
「Microsoft Soundscape(マイクロソフト サウンドスケープ)」とは、立体オーディオによる3Dオーディオマップアプリ。起動した状態で街を歩くと、リアルタイムで現在地や周辺施設、目的地の方向から音でアナウンスする。また「Microsoft Soundscape」はバックグラウンドでも動作するため、他のナビゲーションアプリとの併用も可能。音声と音のする方向を頼りにルートをたどれることから、多くの情報が多岐に交錯する5G時代において、目的地までの移動と快適な街歩きをサポートするアプリとして活用が期待されている。
なぜできるのか?
センサーでユーザーの位置を把握
「Microsoft Soundscape(マイクロソフト サウンドスケープ)」では、スマートフォンのGPS機能、位置センサー、アクティビティセンサーで周辺の情報を確認。ヘッドトラッキング機能付きヘッドセットを使うとユーザーの顔の向きも認識できる。
目的地の方向を的確に把握できる「音声ビーコン」
「音声ビーコン」を設定すると目的地のある方向からサウンドが聞こえ、目的地までの距離を読み上げるため、行きたい方向と距離を正しく把握できる。
事前にルートを把握できる「StreetPreview機能」
「StreetPreview」機能を使用すると、出発地から目的地までの道のりや交差点の状況を音声で知ることができ、事前にルートをシミュレーションできる。
場所の保存・共有ができる「マーカー機能」
よく行く場所や気になる場所はマーカーとしてアプリに保存でき、作成したルートや保存したマーカーは他のユーザーとAirDropやメールで共有できる。
情報を自由に追加・共有できる「OpenStreetMap」
「Microsoft Soundscape」で読み上げられる場所は、オープンデータの“みんなで作る地図情報プロジェクト”「OpenStreetMap」の情報を利用している。OpenStreetMapにアカウントを登録することで、新しい店舗の情報や道路情報を随時地図に追加できる。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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