No.642

2022.03.16

臓器の画像を3Dホログラム表示できる医療用装置

True3D ホログラム PreOP

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概要

「True3D ホログラム PreOP」とは、医用画像を3Dホログラム状に表示できるワークステーション。組織や臓器の解剖学的な構造を立体視しながら計測や手術のシミュレーションができる。従来、医師は経験を頼りに2Dの医用画像を頭の中で3Dに再構築し、診断や治療を行ってきたが、「True3D ホログラム PreOP」は組織や臓器を実物大で立体的に表示でき、空間的な距離や構造の把握が可能。ホログラム画像を用いることで、医師同士で共通認識を持てることから、より精密な術前プランニングや、同一の理解につながり、病変の見逃し防止や手術前の画像診断時間の短縮が期待されている。

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なぜできるのか?

スムーズな画像作成

「True3D ホログラム PreOP」にDICOM画像(国際規格対応の医療用デジタル画像)を読み込むと、約10秒で立体ホログラム画像を作成できる。

インタラクティブな操作が可能

「True3D ホログラム PreOP」はコンピュータと立体表示ディスプレイ、ソフトウェアから構成。付属のタッチペン(スタイラスペン)で表示されている臓器を固定し、360度あらゆる方向から観察できる。

豊富なオプション機能

血管トラッキングや腫瘍径の計測などの各種計測機能のほか、手術の際に使用する「インプラントデバイス」の選択をサポートする機能も搭載されており、より精密な術前プランニングが可能。

相性のいい産業分野

医療・福祉

若手医師と熟練医師の間で共通認識をホログラム形成

IT・通信

臓器の3D画像を患者に伝送しオンラインで病状を説明

AI

臓器の立体画像データをAIに学習させAI解析で病変を発見

製造業・メーカー

臓器の2D画像から実寸大の模型を作製する医療用3Dプリンター

メディア・コミュニケーション

臓器の3D映像に空気圧や超音波で実際の臓器の触覚を付与

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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