No.666
2022.04.04
“ホロポーテーション”を実現する卓上用ホログラムディスプレイ
PROTO M(プロトエム)
概要
「PROTO M(プロトエム)」とは、卓上用のホログラムデバイス。筐体上部に内蔵されたAIスマートカメラでユーザーやコンテンツをホログラム化して映し出せる。従来、ZOOMなどのビデオ通話サービスは、映像が平面的で、実際に会って話しているような感覚を伝えられなかった。しかし、「PROTO M」を使用すれば、ユーザーはホログラムでの臨場感あふれるテレコミュニケーション(ホロポーテーション)が可能。一般的なホログラムデバイスが画像を空中に浮かせる代わりに、PROTO Mはホログラム映像を箱の什器の中で生成し、家庭やオフィスでも使用できるように設計された自己完結型のホログラムデバイスとなっている。ゴーグルやヘッドセットなしで手軽に使用できることから、遠隔対話や没入型エンターテインメント、オンラインでの商品閲覧や購入、遠隔医療、NFTなどのデジタルアートの立体的なディスプレイなどでの活用が期待されている。
なぜできるのか?
高解像度AIスマートカメラやマイク、スピーカーを搭載
「PROTO M(プロトエム)」の上部には、奥行きを感知するモジュールを含むAI搭載高解像度スマートカメラアレイが配置されている。また対面でリアルタイムの会話を可能にするステレオスピーカーとマイクを搭載。奥行きのあるリアルな映像で、買い物体験や対話などの遠隔コミュニケーションをよりリアルに実現する。
スタイリッシュなデザイン
筐体側面のスピーカー部分には、強化メッシュ布を使用。スピーカーとしての強度と高音質を保持したまま、オフィスや家庭に溶け込むデザインを実現した。
優れたユーサビリティ
ディスプレイはタッチパネル仕様でタッチで使用でき、またディスプレイは用途にあわせて縦向き、横向きに方向転換できる。
「PROTO Cloud」でモバイルデバイスと連動
「PROTO Cloud」を使用することで、モバイルデバイスから「PROTO M」に接続可能。クラウドからコンテンツを接続でき、モバイルデバイス上のライブストリーミングや撮影されたコンテンツのストリーミングができる。
相性のいい産業分野
- IT・通信
遠隔の相手とホログラムで会話
- 教育・人材
ホログラムの学習教材を活用した学校教育
- 医療・福祉
遠隔医療での病状説明で使用
- アート・エンターテインメント
NFTアートをホログラムで展示する美術館
- 住宅・不動産・建築
ホログラムで立体投影した住宅カタログを用いた住宅探し
- メディア・コミュニケーション
ホログラムで再現されたアバターが投稿を読み上げるSNS
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © PROTO