No.687

2022.04.18

森林に負荷をかけない美しい次世代突板

SKINWOOD(スキンウッド)

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概要

「SKINWOOD(スキンウッド)」とは、間伐材や、活用の用途が少ない小径木(直径20cm~30cm)から作られた突板(天然木を薄くスライスしたもの)。森林保全のために間伐される地域材や小径木などをつなぎ合わせて有効活用し、従来は直径が大きな天然木からしか出せなかった均一な柾目(まっすぐな木目)を、ケミカル・プリントを用いることなく本物の木で広範囲に表現できる。FSC®認証材と呼ばれる、森林保全のために適切に間伐や伐採を行われた木材を積極的に利用することで、森林の成長に負荷をかけないかたちで小径木を有効利用し、森林管理のサイクルを促進。天然木よりも低コストで、さまざまなシーンに合わせて美しい表情の木材製品を作ることができ、森林保全や地方創生などの社会問題をカバーする製品として有効活用が期待されている。

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なぜできるのか?

間伐材や地域材を有効活用し適切な森林管理を推進

「SKINWOOD(スキンウッド)」は、FSC®認証材と呼ばれる、適切に管理された森で生産された木材を積極的に利用する。計画的に植林、間伐の行われる森林の間伐材や小径木を有効利用し、森林の保全サイクルを守りながら間伐材の流通と加工に寄与する。

高い汎用性と安全性

「SKINWOOD(スキンウッド)」は不燃大臣認定で抗菌・抗ウイルス性能を有するため、保育園や福祉施設、商業施設といった人が集まる空間にも背極的に利用でき、高い生産性から、公共建築や住宅、インテリア製品など広範囲・大量に施工できる。

多様なデザインが可能

「SKINWOOD」は、つなぎ合わせた木材を薄くスライスして作製されるため、大木やケミカル・プリントでしか表現できなかった均一の表現や、美しい意匠を自然木で広範囲に表現できる。色別など多種多創なデザインを表現でき、地域材や小径木が対象材のためコストパフォーマンスも高い。

相性のいい産業分野

環境・エネルギー

森林保全のため伐採された間伐材を廃棄せずに有効活用

住宅・不動産・建築

「SKINWOOD(スキンウッド)」を使った美しい木目の内装

農業・林業・水産業

伐採木を商品化し地方の林業をブランド化

製造業・メーカー

小径木で美しい木目製品を製造する「SKINWOOD」と地域の林業で協力し、地方林業を活性

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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