No.771
2022.10.20
「Play to Earn」の先駆けとなったブロックチェーンゲーム
Axie Infinity(アクシー インフィニティ)
概要
「Axie Infinity(アクシー インフィニティ)」とは、ゲームをしながら仮想通貨を獲得できる「Play to Earn」をコンセプトとしたブロックチェーンゲーム。アクシー(Axie)というモンスターのNFTを集めて他のプレイヤーと対戦し、勝利すると独自の仮想通貨を獲得できる。ゲームに登場するキャラクターやアイテムをゲーム内やマーケットプレイスで販売・貸与し収益化を図ることも可能。仮想通貨やNFTを活用したブロックチェーンゲームの草分け的存在として幅広い層の支持を獲得している。
なぜできるのか?
ニーズに合わせた複数のゲームモード
「Axie Infinity」には、「アドベンチャーモード」や「アリーナモード」といった対人戦が存在。モンスターNFTを所持した状態でのステージクリアや、クエストをプレイすることによって独自の仮想通貨(SLP、AXS)を獲得できる。
充実したやり込み要素
対戦以外のやり込み要素として、プレイヤーはゲーム内でアクシーたちが住む「ランド(土地)」を保有し、建物やアイテムを置いて自由にカスタマイズできる。アクシー同士を交配させることで新たなアクシーを生成できる「ブリード」機能も搭載。誕生したアクシーは、対戦での使用のほか、他のプレイヤーへの売却もできる。
キャラクターやアイテムの収益化
獲得したアクシーやアイテムは、NFT化することで育成データやオーナーのデータと紐づけられ、マーケットプレイスでの売買が可能になる。
アクシーを貸与できる「スカラーシップ」機能
プレイヤーは、持っているアクシーを他のプレイヤーに貸与することが可能。これにより、貸し手は借り手がプレイして得た報酬の一部をレンタル代として受け取れるほか、借り手は初期費用なしでアクシーをプレイできる。
サイドチェーンの活用による高速・低コストな取引
運営元のSKY MAVIS社は、イーサリアムのブロックチェーンに加え、サイドチェーンとして「Ronin」を独自開発。取引処理の一部を「Ronin」に肩代わりさせることで、高速な処理速度かつ低コストな取引が図れる。
相性のいい産業分野
- 生活・文化
「Axie Infinity(アクシー インフィニティ)」による収益性のあるゲームプレイ
- 金融・保険
投資対象としてアクシー(Axie)を育成
- メディア・コミュニケーション
アクシーの貸与を通じたプレイヤー同士の交流
- 製造業・メーカー
ゲーム内に登場するキャラクターやアイテムをモデルにした関連グッズ
- アート・エンターテインメント
プレイヤー自作のキャラクターで対戦できるゲーム
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © SKY MAVIS