No.1136

2026.06.25

イッセイミヤケとMDSのフットウェア共同開発プロジェクト

ISSEY MIYAKE FOOT

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概要

「ISSEY MIYAKE FOOT」とは、MDS(三宅デザイン事務所)とアシックスによるフットウェア共同開発プロジェクト。本プロジェクトは、人間の足に真摯に向き合い、日常の歩行に新たな視点と提案をもたらすフットウェアの研究・開発を目的にスタートした。プロジェクトの第一弾モデル「HYPER TAPING」は、アシックスのデザインアイコン「アシックスストライプ」を再構築した一足。元々は意匠としてだけでなく「構造的な強度やフィット感を高めるため」にデザインされたという歴史に着目し、その機能的な構造を、身体を支え運動をサポートする「テーピング」というコンセプトへと再解釈した。ソール部にはアシックスのレスリング用アウトソールを採用。吸い付くように歩くヤモリの足から着想を得たという高いグリップ力を誇る形状を活かしながら、街履きとして日常を快適に過ごせるよう、専用の新型ラスト(靴型)の製作やインソールの再設計が施された。メッシュやレザーなど多様な素材をワントーンの中に緻密に組み合わせることで、今までにない新しさと、長く愛される普遍性を兼ね備えたスニーカーに仕上がっている。

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なぜできるのか?

MDSとアシックスの共同開発

アシックスは、「スポーツで培った知的技術により質の高いライフスタイルを創造する」を掲げ、アシックススポーツ工学研究所による人体と運動、靴の研究を背景に、機能とデザインの高度な融合を追求し続けてきた。MDS(三宅デザイン事務所)は、一枚の布による人間と衣服への根源的な問いからアイデアとデザインを更新し続けてきた。MDSとアシックスは、互いの可能性を引き出し合う協働を通してフットウェアの可能性を探求すべく、未来を見据えた研究開発に取り組んでいる。

ISSEY MIYAKE FOOT最初のフットウェア「HYPER TAPING」

このプロジェクトの初となる第一弾モデル「HYPER TAPING」は、アシックスのデザインアイコンである「アシックスストライプ」を再構築することで生まれた。「アシックスストライプ」は、意匠であると同時に、当時は構造的な強度やフィット感の向上などを意図してデザインされたものだった。MDSは、機能や構造とデザインを高度に融合させるそのアイデアに着想を得て、身体を固定し、運動をサポートする「テーピング」というコンセプトを発想。「HYPER TAPING」は、互いの知見と経験を通してテーピングの概念を造形的に取り入れ、新たなデザイン表現へと昇華している。レスリング用ソールの採用や新型ラスト(足型)の製作、日常を快適に過ごすために再設計したインソールの開発に加え、多様な素材の組み合わせやフォルムのディテール、カラーリングに至るまで、新しいフットウェアであると同時に、普遍性を備えた一足を目指した。

相性のいい産業分野

環境・エネルギー

環境に配慮した素材と組み合わせたスニーカーの開発

スポーツ

ハイエンドなモードと高機能スポーツ工学を融合させた、次世代のアスレジャーフットウェアとして展開

医療・福祉

テーピング構造と高いグリップ力を応用し、歩行を優しくサポートするスタイリッシュなヘルスケアシューズとして活用

アート・エンターテインメント

激しいアクションと高い意匠性が同時に求められる、ダンサーや舞台俳優、アーティストのステージ用シューズとして活用

資源・マテリアル

メッシュやレザー、ゴムバンドなどの緻密な異素材コンビネーション技術を、次世代の機能性衣料やインテリア資材へ展開

この知財の情報・出典