No. 087 異能の研究から生まれた家庭用CO2回収マシーン

ひやっしー2.0 for HOME

「ひやっしー2.0 for HOME」は、二酸化炭素(CO2)を回収することを目的としたスーツケースサイズの装置である。ユーザーはボタン一つ押すだけの簡単な操作でCO2を回収し、回収したCO2はエネルギー原料となるメタン生成にも役立てることができる。また、ひやっしーは3M社製の空気清浄フィルターを搭載しており、CO2の回収以外にも、新型コロナウイルスが付着した微粒子の低減、黄砂やPM2.5を除去する効果も期待できる。地球温暖化をはじめとする環境問題への取り組みとして注目を集めている。

妄想プロジェクト

農家お助けロボット「逆人間」

「ひやっしー2.0 for HOME」の技術は今後、農家の未来を明るくしてくれるかもしれない。

未来の田畑や農園には二酸化炭素(CO2)回収技術を組み込んだ、農業用人型ロボットが設置されている。通常、人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すが、このロボットはCO2を吸って生きる、まさに「逆人間」である。彼らは外気から回収したCO2を使って、農業用ビニールハウス内で不足しがちな空気中のCO2濃度をコントロールし、作物の収穫に適した環境を整えてくれる。さらには、「逆人間」を農家アバターとして操作できるようにすることができれば、自宅から誰でも気軽に本格的な農業をおこなうことができる。後継者不足問題を解決する新たな人材として、いつか活躍してくれる日が来るかもしれない。


妄想家: 泊舞香 妄想画家: 田嶋千寛

なぜできるのか?

CO2の回収と再利用

複数の化学反応のサイクルによって、空気中のCO2のみを単離することができる。また、それぞれの化学反応は、内臓のコンピュータによって制御されており、ユーザーはボタンを押すだけの簡単な操作で使用できる。回収されたCO2は、化学反応によってメタンに変換し、環境負荷の少ないエネルギーとして利用することを目指している。

AI搭載による操作性

ひやっしー付属のモニターにはロボットの顔が表示されており、搭載されたAI(人工知能)によりユーザーとの会話も可能である。

手軽な月額サブスクリプション制

月額サブスクリプションの形でレンタルを行っており、1ヶ月単位で使用・解約ができる。CRRA機構長・村木風海をはじめとする化学クリエイターが、毎月メンテナンスを実施する。

相性のいい分野

エネルギー
回収したCO2を利用したエコなエネルギー開発
農業
回収したCO2を利用し、農業用ビニールハウス内の空気をコントロールすることで作物の収穫高向上
コミュニケーション
手乗り(鞄に入るサイズ)で話し相手にもなる(それぞれ性格が異なる)「ぼくだけのミニひやっしー」
レクリエーション
回収したCO2を固形化したオリジナルの炭酸バスボム「オリジナルバスボム炭酸温泉」
宇宙
二酸化炭素で覆われている火星でのエネルギー開発
フード
居酒屋に設置する「三密回避デバイス」
ファッション
ひやっしーを極小化したウェアラブルデバイス「空気清浄ペンダント」
美容
スパやエステなどで自家製の炭酸水(CO2が溶けた水)を活用し、アンチエイジング効果を期待

知財情報

主な知財ホルダー:一般社団法人CRRA(炭素回収技術研究機構)、村木風海

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

出村 光世 Mitsuyo Demura
Producer / Konel Inc.

1985年石川県金沢市生まれ。早稲田大学理工学部経営システム工学科卒。アート/プロダクト/マーケティングなど領域に縛られずにさまざまなプロジェクトを推進。プロトタイピングに特化した「日本橋地下実験場」を拠点に制作活動を行い、国内外のエキシビションにて作品を発表している。自然現象とバイオテクノロジーに高い関心がある。


知財ライティング: 松崎啓