avatarin(アバターイン)
avatarin(アバターイン)は、“物理的距離と身体的限界をゼロにする”をコンセプトに、アバターロボットに遠隔からログインすることで移動可能な視覚をともなう様々な活動を行うための技術。従来のバーチャル上で完結したり操作側のリテラシーが必要なアバターとは異なり、操作場所や肉体の能力に関係なく誰もがアクセスできる「社会インフラ」を目指す点が特徴的である。今後、様々なタイプのアバターロボットが誕生することにより、教育・医療・ビジネス・エンターテインメントなど生活に関わることすべてに応用可能であり、多くの実証実験が行われている。
なにがすごいのか?
- 物理的な距離と身体上の制約を超える幅広い体験を提供
- アバターを社会インフラとして捉え、幅広い活用を想定
- 操作する側に特別なハードウェアや技術が不要
なぜ生まれたのか?
アメリカの財団主催のコンペでグランプリを得たアイディアが元となり、航空会社のANAが飛行機事業を超える移動概念を求めて事業化を進め、2020年にavatarin株式会社を創業。普及型アバターロボット「newme」などの開発と合わせ、アバターにアクセスする技術を開発。遠くにいる家族に会えたり、身体の不自由な人がスポーツを楽しんだりという体験が可能になる世界を目指す。2020年5月には宇宙アバター事業創出に向けて、国際宇宙ステーションにて「space avatar」の実証実験も開始された。