No. 265 胃への光照射によって偽の満腹感を与える技術

満腹感の擬似生成技術

本知財は、LEDを備えた小型の無線デバイスを手術によって胃に埋め込み、内部に光を照射することで偽の満腹感を与えることができる技術。通常、満腹感は食べ物によって胃が広がる際に起こる「拡張刺激」によって得られる。一方で、マウス実験の結果から胃の迷走神経(脳と胃を繋ぐ神経経路)に光を照射すると、この拡張刺激を誘発させられることが明らかになった。本知財はこの原理を用いることにより、空腹状態でも満腹感を得ることができるため、今までにないダイエット法や肥満防止策を生み出す技術として注目を集めている。

なぜできるのか?

電流を生成する無線デバイス

胃に埋め込まれる無線デバイスは外部からの無線操作のみでLEDに電力を供給し続けることができる。そのため定期的な充電や交換の必要はなく、長期間取り出さずに使用しつづけることができる。

埋め込みの負担が少ないデバイスサイズ

無線デバイスは、半径5.5 mm・厚さ1 mmの電子回路部と、幅0.4 mm・厚さ0.2 mmの細長いテザー(ひも)で構成されている。小さくて薄いこのデバイスは、胃バイパス手術よりも簡単な外科手術で埋め込むことが可能である。

相性のいい分野

医療
肥満患者の食事量制限
ライフスタイル
深夜の空腹感を調整することで夜食防止
ライフスタイル
食欲をコントロールしヴィーガンへの転身
スポーツ
ボクシング選手の減量サポート
瞑想
食欲を減退させ精進料理生活をすることで得るマインド・フルネス

知財情報

主な知財ホルダー:Woo S.K., Sungcheol H., Milenka G., Vivekanand J., Clay M.S., Theodore J.P., Richard D.P., Carlos C., and Sung I.P.

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

佐藤 仁 Jin Sato
未来映像開発者 / ASTRODESIGN,Inc.

広島県出身。2007年アストロデザイン株式会社に入社。ハードウェアエンジニアとして放送用機器をはじめ3D映像、8K映像機器の開発を手がける。 現在では、8Kプロジェクタ、AIによる映像の高画質化などのプロジェクトに取り組む。慶應義塾大学SFC研究所次世代映像コンソーシアムと共に、Movie for Art,Design and Data(MADD.)を主催。


知財ライティング: 佐藤拓海