No.890
2024.08.08
青森の廃棄りんごや残渣を使用したヴィーガンレザー
RINGO-TEX
概要
「RINGO-TEX」とは、青森県産の廃棄りんごをアップサイクルした国産エシカルレザー。りんごジュースの製造時に出る残さ（搾りかす）を素材に有効活用している。近年、環境負荷の低さや動物倫理の観点から、植物由来の原料を使用したヴィーガンレザーが関心を集めている。そこで、appcycleは、廃棄されたりんごを粉末化し配合した「RINGO-TEX」を開発。青森県の地方創生とフードロス削減を両立する知財として期待されている。
なにがすごいのか？
青森県の廃棄りんごや残渣をアップサイクルした、りんご粉末配合の環境配慮型国産合成皮革
本革や従来の合成皮革より加工や廃棄時におけるCO2排出量が少ない
りんご残渣の乾燥方法になるべくCO2を排出しない技術を採用
国内工場にて製造された国産製品なので、輸入する製品よりカーボンフットプリントを抑えられる
なぜできるのか？
独自の乾燥技術
「RINGO-TEX」は、りんごの残さを粉末化するにあたり、CO2を排出しない独自の乾燥技術を使用。これにより、りんごをレザーの生地の材料の一部にすることが可能になった。
石油由来成分の使用低減
「RINGO-TEX」は、バイオマス由来の素材を25%使用。これにより、ポリウレタンなどの石油由来成分の使用量を低減できる。
レーヨンによる滑らかな触り心地
裏地には、植物由来の再生繊維であるレーヨンを主に使用。柔らかく滑らかな触り心地を実現した。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。
Top Image : © appcycle 株式会社