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2022.08.12
知財ニュース
転んだときだけ柔らかくなる床「ころやわ」、400以上の医療・福祉施設で導入を達成
株式会社Magic Shields(マジックシールズ)は7月22日、高齢者の転倒骨折リスクを低減する、転んだ時だけ柔らかい床材「ころやわ」の導入施設数が400以上を達成したことを発表した。
「ころやわ」は、転んだ時だけ柔らかくなり衝撃を吸収してくれる置き床。柔らかい素材と重さに強い構造を組み合わせることで、従来は困難とされていた「歩行安定性」と「衝撃吸収性」を両立。これら2つの性質を世界で初めて合わせ持つ新素材・構造により、歩行や車椅子などの重さでは凹まないが、転倒時には床面が凹んで衝撃を和らげ、転倒骨折リスクを低減する機能を実現した。
同社は、2020年に医療・福祉施設向けのマットタイプ「おくだけ ころやわ」(ころやわ マットタイプ)を発売。2022年4月には、衣料・福祉施設関係者からのニーズに応え、スペースに合わせて組み立てられる「どこでも ころやわ」をリリース。全国の医療機関や福祉施設を中心に好評を得てきた。
「ころやわ」は、現在国立病院や病床数1000床以上の病院にも多く採用されている。また、設置場所も急速に拡大し、発売当初に依頼が多かったベッド周辺から、昨今では、転倒が多いトイレや病室・居室全面設置の要望も増えているという。同社では、「すべての人が骨折を気にすることなく、自分の意思で自由に動ける」社会の実現を目指し、医療・福祉施設のみならず、一般家庭でも手軽に安心して使える製品とサービスを提供していくとしている。
Top Image : © 株式会社 Magic Shields