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2024.04.13

知財ニュース

オルツ、LLMを活用したAIクローンによるジョブマッチングシステム「CloneHR」を発表

オルツ ヘッダー

株式会社オルツは、同社が開発したLLM(大規模言語モデル)の「LHTM-2」を活用する人材マッチングシステム「CloneHR」を発表した。

「CloneHR」は、求人側の企業と求職側のユーザーがそれぞれのデジタルクローンを生成し、クローン同士の仮想対話やAIエージェントとのコミュニケーションによるマッチングを可能とする。それにより、これまで人による対応が必須だった仲介者による情報確認や面接・面談工程をクローン同士のデジタル上の対話により実現し、時間や場所に制限されることなくお互いの相性を導き出すことができるマッチングシステム。

このシステムは、365日24時間利用可能なため、時間や場所の制約を受けずに、より定性的なやりとりを踏まえた相性を調べることを可能にし、HR領域の複雑なニーズに応えることを目指すという。また、AIエージェントが個人の情報を深掘りするため、限られた時間の会話では引き出せなかった情報や、考慮されなかった定性的な情報も取り込むことが可能となる。そのため、より精度の高いマッチングを実現でき、ユーザーは安心してマッチング確率の高い企業の採用に応募が可能になる。

また、実際の利用時は、これらのコミュニケーション対象はデジタルクローンが行うため、報酬面や条件面等の繊細なやりとりなど、リアルでは伝えにくい情報を伝えられる可能性を持つ。

オルツ 2 「CloneHR」の期待効果

AIエージェントは、ユーザーの具体的かつ定性的な情報を基に企業とのマッチングを行い、マッチングスコアと共にマッチング理由を自動生成する。求職者が利用する場合、仮想面接によるやりとりを参照し、ユーザー自身のニーズに合致するかを踏まえて希望する求人への応募が可能。また、ユーザーの応募行動をAIエージェントが学習するため、利用の度にマッチングや仮想面談の精度が向上する。

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Top Image : © 株式会社 オルツ

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