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2023.08.28

知財ニュース

「母の日」後に大量廃棄されるカーネーションを再利用、香り良いクラフトジン「LOSS IS MORE GIN」が誕生

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エシカル・スピリッツ株式会社は、毎年「母の日」後に大量に廃棄されるカーネーションなどの生花をボタニカルとして使用したクラフトジン『LOSS IS MORE GIN』(ロスイズモアジン)を発表した。

『LOSS IS MORE GIN』は、アップサイクルコレクティブ「LOSS IS MORE」を展開する株式会社LOSS IS MOREとのコラボレーションプロダクトとして、「カーネーション」などの生花をボタニカルとして使用したクラフトジン。エシカル・スピリッツ社は蒸留を担当している。

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「LOSS IS MORE GIN」は「花の日」である8月7日(月)より、公式サイトほか、エシカル・スピリッツ公式通販サイト、公式ショップ「LOSS IS MORE コンセプトショップ&カフェ」にて販売する。

また、蔵前の東京リバーサイド蒸溜所併設の「エシカル・スピリッツオフィシャルストア」では8月16日(水)より、同じく蔵前のバーバー・ダイニング「Stage by The Ethical Spirits & Co.」では8月17日(木)より販売を開始している。

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「LOSS IS MORE GIN」は、毎年5月の「母の日」が終わると大量に捨てられてしまうカーネーションを主役に、恒常的にロスが発生しているバラやユリなどのロスフラワーをブレンドしたもの。花の“香り”を活かしながら消費期限のない蒸留酒 (クラフトジン)にリニューアルした。

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酒粕を再利用した原酒、菊の司の粕取り焼酎のしっかりとした甘さの上に、バラやラベンダー、甘夏の花などの香りを一層一層積み重ねた深みのある風味が特徴。ソーダ割りでで楽しむのがおすすめとのこと。

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ロスフラワーは、大量に廃棄される生花を有効利用したいという問題意識を持った岩手県内の生花店「田村フローリスト」から提供されたものを使用。複数の香りを織り込むことで、まるで植物園や花屋さんにいるような香りのジンに仕上がったという。

エシカル・スピリッツ株式会社は、「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」を目指し、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営している。

今回、「母の日」というシーズンが過ぎると廃棄される運命にあった「カーネーション」や、花びらの変色やサイズの規格外で外されてしまうバラやユリなどの花々が持つ豊かな香りにスポットライトを当て、「LOSS IS MORE」の食のクリエイティブディレクター井上豪希氏のプロデュースと「エシカル・スピリッツ」の蒸留家山口歩夢氏により、「LOSS IS MORE GIN」が誕生した。

tamura 有限会社 田村フローリスト 田村正道氏

今回、ロスフラワーを提供した田村フローリスト代表 田村正道氏は、「『LOSS IS MORE GIN』は、廃棄されるお花を再利用することで、資源の有効活用や環境の負荷の軽減などにも貢献できる。」とコメントしている。

プレスリリースはこちら

「LOSS IS MORE」公式サイト

Top Image : © エシカル・スピリッツ 株式会社

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