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2021.12.13

知財ニュース

VRで体内へ潜入する心臓や循環器系のバーチャルツアーを開催―触覚フィードバック搭載の解剖学ソフト「BODY MAP」

BODYMAP

株式会社MAI JAPANは2021年12月8日午後12時(東部標準時)、米国本部のMAI社と共同で、同社主力製品「BODY MAP」を使用し、世界中の医療者や教育者、学生を対象に、心臓や循環器系をVR空間で巡るバーチャルツアーを開催した。

「BODY MAP」とはVR空間でリアルな人体を自由自在に解剖することができるソフトウェア。皮膚や筋肉などを自在に取り出して観察はもちろん、注射針を刺したり断層画像を見たり、心臓の弁の動きなどを手に取り観察などが可能。最大の特徴として、視覚情報だけでなく触覚と解剖動作を搭載しており、仮想人体への潜入、器具挿入の触覚フィードバックなど、従来のVRでできなかったシュミレーションを行うことができる。

【BODY MAPの機能】
1.解剖学授業や実習
教科書だけではイメージできない3Dの人体を直感的に解剖し観察可能。筋肉や神経の位置関係や走行などを手に取り確認できるため習熟度が飛躍的な向上が期待できる。
2.オンライン授業
クラスルームという機能で学生と教師はオンライン上で同じVR空間に入室し解剖学の授業を受けることが可能となり非対面式授業の質の向上をサポート。
3.出題管理機能
VR上で問題を出題しクラス全員の正答率や習熟度を管理することが可能となり非対面でのコミュニケーションを円滑化。
4.注射の刺入深度や角度の観察
解剖だけでなく注射を実際に打ち内部の様子を観察可能。骨にあたるとコントローラーが反応する触覚フィードバックを採用しリスク管理の学習にも最適。

本ツアーは、それらの技術を活用した心臓血管系の解剖学的構造を間近で確認できるVRツアーとなっており、このコースを修了すると、心臓血管の解剖学的構造と、全身および肺循環を通る血流について理解できるようになるとのこと。

このツアーは、イースタンバージニアメディカルスクールとアクソンパークの共同提供を通じて、継続医学教育認定評議会(ACCME)の認定要件とポリシーに従って計画および実施されています。イースタンバージニアメディカルスクールは、医師に継続的な医学教育を提供するためにACCMEによって認定されています。

実際の解剖学ラボでしか見ることのできない方法で解剖学を間近で体験できるという。なおVR解剖学ソフト「BODY MAP」は国内販売のほか、公式サイトにてレンタルやデモ体験を受け付けている。

body map2

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Top Image : © 株式会社 MAI JAPAN

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